焚きつけて落とす、か

79.6円というレジスタンスを
野田首相の発言を契機に一気に突き抜けてみせて
東京勢他、提灯を煽ることに成功した米国勢。

1日寝かせておけば
150pipsほどの上昇を見せているのだから、笑いが止まらないだろう。

本日、さらに80.3円を抜いたのが同一犯がどうかはわからないが、
もはやブレーキを失った車のように
どこの誰でも、いまの時点なら追随のトリガーを打つだろう。

将来、日本が超金融緩和を起こすかもしれないにせよ、
その実施にはさまざまなハードルがある。

まず、選挙が本当に実施されるか。

そして、たしかに選挙が実施されたとしても
本当に自民党の政権になるか。

なったところで、新たな政権が動き出すのは年明けである。
それだけの間、円安期待相場を続けていくか。

すべて思惑のみである。

たしかに、自民党政権時には円安になりやすい。

しかし、現在の世界は米国、欧州とも
ドル安、ユーロ安に持っていきたい思惑がある。

その彼らの“期待”を日本が裏切ることができるか。

それが本当にできるなら、円高相場は終わると思う。