株が下落しても、上昇をやめないドル円

現在、疑似ドルストレートとしてワークするかのように上昇をやめないドル円

グローベックスが昨日の安値を割り込んでも
ドル買いとしてみなすかのように、ドル円は上がり続ける。

81円のバリアオプションを抜いていこう
ドル円はまともな押しもなく上がり続けるが

次に控える、81.5円のバリアオプションとの防戦が米時間の山場となろう。

株価がいくら下げても、ユーロドル他、ドルストレートが下落しないのは

各通貨における対円での売りの勢いがすさまじいからだ。

ユーロしかりポンドしかり

唯一と言ってよい、押されている豪ドルドルでさえも
対円においては、豪ドル円が堅調気味に動いている。

グローベックスを眺めながら取引する自分としては
今日のような相場付きでは全然勝てない。

株価が押すから、ユーロドルやユーロ円を売っても
ドル円をはじめとした上昇で、ことごとく粉砕されるのだ。

もしも円売りのポジションをホールドしていても
株価の下落に応じて、とっくに投げているだろうし
現在の下落相場においては、ちょっとも戻りくらいで
円を売り直そうなどとは思わない。

今回のドル円の上昇は、自身でもはじめてなくらいに異常な状況である。

通常、ドル円やクロス円が上昇するときは、株価も上昇している。
現在、株価は下落しているのに、これら通貨は上昇を止めないのだ。

しかも、その理由が、緩和期待という思惑1点のみで、である。

さらに得体が知れないのは、株価が戻しに入ったときにこそ
ドル円などはちょっとした押しが来るのである。

本日は、株価チャートを見ずに為替チャートだけを見ている人にとっては
今年1番というくらい簡単な相場ではないだろうか。

わかりやすいくらいに、押しが押しとして効いて
押し目買いが決まりやすい。

本日、押し目買いを失敗したパターンは、おそらく一度もない。

今年一番と言うくらい勝ちやすい相場で
ただ、ドル円のチャートだけを見ていることが
一番、確かな方法だった、というのは、なんとも皮肉である…。