ユーロドル、今年5月と同じような形状だが…

現在、反騰の地合いがあるにはあるが、
ユーロドルが、9月から雇用統計、そして現在と
徐々に高値を切り下げつつある。

値動きも徐々に弱まりつつあり
テクニカルの形状は、
その後暴落した今年5月のトリプルトップと非常に似ている。

5月当時の波形から、自身はユーロ買いで挑み
大損失を食らったが、

現在の波形からは、自身はユーロ売りで挑もうとしている。

ただ、今回と前回で決定的に異なることがある。

それは、ユーロドルが200日移動平均線を越えてしまっていることだ。

その意味で、今回の波形は、むしろ
2011年11月あたりの高値の切り下げ状態に似ている。

当時、1.4あたりをトップに急速に切り下げたレートは
ダブルトップをつけてネックラインを下回った。

ただし、このときもレートは200日移動平均線を越えており
結果としてどうなったかといえば、それがダマシとなり
その後は、直近高値1.4すらも遙か抜き去り
1.48あたりまで暴騰した。

しかし、この当時の波形と同様
現在の波形が200日線をげ越えてはいても、ここにも違いがある。

2011年当時の波形は、
すでに中期のダウントレンドラインを突破していたのに対し
現在の波形は、未だダウントレンドラインを突破していない。

いずれにしても、現在はやや大きめなレンジ幅で動いており
明確なトレンドが走っていない。
私は基本、トレンドを追うので
こうした大きめのレンジを食らうと、やられがちとなる。

先週から、個人的には相場観が壊されてばかりである。
先週は上昇を思いユーロドルのロングをホールドしていたら、
ユーロドルは下がり
ユーロ売りに転換すると
木曜から突如ユーロドルは反転で、今度はその多くが切られる。

あらためてホールドのユーロドルのショートで週をまたぎ、
そのまま今週はユーロ売りで挑むも
最初こそ思惑通りにことは運ぶも
またも、月曜の東京時間大底説(?)が発動され
またもめくり上げ気味で本日となる。

あらゆるオシレーターが気迷い的な数値を出してきて
それをもって、現在は1.28〜1.3のレンジであると
分析する者さえ現れだした。

個人的にもレンジの様相は感じ始めていて
現在のユーロがどちらに向かうかは見当が付かない。

ただ、個人的にはまだユーロの売りにベットしている。
2011年の今頃は、たしかにユーロドルは反騰したが
現在の状況にない部分がダウントレンドライン越え
という以外にもあるからだ。

当時のレートが日足が最後の押しを見せたとき
ボリンジャーバンドの-2σまでレートが進んでいる。

現在のトリプルトップ風の日足レートは

  1. 2σを打った後、まだ一度も-2σには到達していない。

無論、いまのスクイーズ状態で-2σに到達したとしても
そこは現時点では、1.283あたりなで、
現在のサポート1.28よりは上のところでのタッチとはなるので
そこからの反騰のリスクは未だ消えないが、
ここで反騰することなく、1.28を割り込み
エキスパンションが発生すれば、
下は最大で、年初来安値を視野に入れるほどの底なしとなる。

ただ、現在のユーロの楽観地合いで
そこまでの下落が生じることは困難なようにも思えるが、
1.28さえ割れれば、
下落が加速するのはほぼ間違いない。
そのためには、またなんらかの材料が必要とはなってくるのだろうが…。

いずれにしても、相場は動いてみないとわからない。

ちなみに、期待をかけて保有を続けていたポンドドルのロングであるが
昨日までですべてを利食いし、現在、ショートでドテンしている。
これはユーロポンドの下落などを根拠としていたのもあるが
ユーロの不安定な地合いと
今後走りうるドル買いの地合いを考えると
持ち続けれ気がなくなった。

現在は、
0.93あたりからのドルスイス買い、
1.606あたいからのポンドドル売り、
1.297あたりからのユーロドル売り

102円アッパーのユーロ円売り
116円アッパーのポンド円売り

と、リスク回避をにらんだ、ドル売り円買いポジションを取っている。