株安に対して、為替が高すぎる…

為替は、債権などに連動しやすいので
必ずしも、株価が大きな要因出ないこともあるが、

しても、現在の株安地合いに対して
クロス円など、高すぎるように思う。

欧州の押し上げに対して、こちらは逆張り状態で
ドル売りで向かったが
ポジションが大きいロスカットを浅めにおいていたところが
ことごとく打ち抜かれた。

決して変なレートに損切りをおいていたつもりはないが、
変なレートでないがゆえに、まさに狙われたようにも思う。

どの通貨ペアも、自身のおいていたロスカットから
わずか10pips以内で、反転を見せている…。

たとえば、ユーロ円ショートなど、102.25円にロスカットを置いていたら
反転が102.30アラウンドといった具合である。

現在の為替は、後に来る“株高”を先取りしすぎているように思え
現在の株価から見立てての為替レートから
ドルを売ったり円を売ったりするのは、単純に馬鹿に見える。

しかし、その“馬鹿”をあえてやってのけるのが、欧州勢。

株価の中期的なアップトレンドラインが切られたことは一切無視で、
短期的なダウントレンドラインを抜いただけで
リスクオンになろうとする。

そして、そこに追随しようとするのが米国勢。

ただ、いまや欧州もリスクオンで、東京を刈り
米国もリスクオンだと、オール・リスクオンである。

カモがいないと、ロスカットがないと、相場を走らせることは難しい。

現在の株価との乖離、リスクオン一辺倒。

この異常性に気づいたとき、QE3がどうだろうとECBがどうだろうと
相場は当然のように(?)リスクオンとなるように思う。

そうなれば、生じるのはドル買い円買いである。

振り返れば、現在のレートさえ、遙かに高く大チャンスだった、
という風になれば、こちらとしては願ったりである。