スクエア三昧、そして再度の逆張り

ISMが予想を上振れ。

欧州時間からの材料がないながらも続く
インサイダー的な株の上昇で嫌な予感はしていたが
案の定である。

事前に提示されていた予想が
ちょっと下に置きすぎではないか
と、もともといぶかしく思っていたので、
上にぶれるというのは、まあ、想定内ではある。

各国の経済指標は事前に知ることはできない、
などという言説は、相場においては定番みたいに
まことしやかにささやかれることだが

私はそれを疑わしく思っている。

無論、すべての指標を事前に察知できるとまでは言わないが
ISM程度の指標なら、発表されるまで
世界の誰もそのこたえを知らない、ということはないと思う。

まあ、そういうアンダーグラウンドな“陰謀説”はともかくとして

この指標によって、その他大勢も株買いに走り、
13450のレンジの上限も突破で
グローベックスは、一気に13500まで駆け上がった。

次なる上値は13546となる。

自身のポジション状況はといえば
金曜の追撃売りからの最後の保有ポンドドルも
この吹き上げによって同値決済で飛ばされ
金曜に構築のポジションはこれにて全滅となった
米国時間序盤、である。

東京時間からほぼ一本調子で上昇を続ける米株。

結果としては、欧州↑ 米国↑
で、最もないと思っていた畳みかけのような上昇である。

東京勢が買い、欧州勢も買い、米国勢も買う…

こんな一本調子が許される地合いとはとても思えない
のだが…

QE3という世界恐慌のトリガーさえ引きかねない
金融相場へのカンフル剤が、
やはり、今後じわじわ効いてくるのだろうか…。

ただ、株価の上昇に比してユーロドルの上昇は
平時の速度とあまり変わらないため、

ドル売り相場の怖さはありながらも、
ユーロドルは1.292を超えた上あたりから
しつこく、断続的に指値の売りを入れておいたが
米国時間序盤の吹き上げで、それが刺さっていた。

本日は
成行のドル買い(ユーロドル売り他)が
LCにさらされていながらも、そのやや上に
再び指値でドル買いを入れているところは
未練がましいというか、下手くそというか
自分でも褒められたものではないが、

こうしたノリで、ドルスイスの買いや、
ユーロポンドの売りなども指値を入れていたわけで
それらがもろもろポジションとして成立していた。

そして、そんな跳ね返りの流れのなか
あまり当てにしていなかったユーロ円さえも
101円で売りの指値がかかる。

ドル円はまだ下がると思っているので
円ベースで影響を受けやすいユーロ円を101円で拾えたのは
個人的にはラッキーである(いまのところ)。

米国時間序盤は、即座に一旦は押しが入ったようなので、
ロスカットは同値決済の101円に引き下げる。

円がらみのポジショニングは久々である。

株価は変わらず上昇を続けるが
為替については、その動意についていくのは一端やめて、
利食いだが逆張りだか不明ながら、押し戻されつつあるのを見て

指値が入っていたポジションの多くを成行決済で利食い

たんだか、
デイトレ・プチスキャルのようなトレードとなってしまい、
こういうのは好きではないのだが
ポジションをあまり増やしたくないので、
自身ではポジション調整の一環として
この利食いはとらえたい。

ともかく、
こういう乖離的な微妙な兆しはどのように判断してよいかわからない。

株価の下落に追随して為替が動けば、
リスク回避シフトのポジションをホールドしていたところだが、
ちょっとそうした地合いも感じさせない。

現在の株価の高止まりと為替のちょっとした押しの乖離は
どのように判断してよいか判断が付きかねるが
普通に見立てれば、ドルショート筋の利食い
株価の高止まりをきっかけにして発生している
といったところか。

そうした意味であるなら、現在のドルロング・シフトも
再びやられそうな気配もある。

結局、金曜日のポジショニングと
位置があまり変わらない感じとなってしまったが、
ポンド関係だけは、ちょっと手控えようと思い、
ポンド関係はユーロポンド以外いじっていない。

各ポジションにLCは置いているので
もう本日は相場をいじらない。

いつものことながら、
月曜は、金曜の順張り走り、反転の上値試し
みたいな、チョッピーな動きになりがちで
まともに相手をしていると、本当に疲れる。

残った時間、勝手に欧米勢のグリードたちでバトってください。

とりあえず、ISMのイベントは終わったので
“インサイダー”していた連中(?)はそろそろ手じまいかな?

ということで、本日の上昇はこれにて終了で下落再開♪

というのは、ポジショントーク

ま、こうしたダウが反落でもしてくれれば
シナリオ通りで、ポジションの利が伸びるのだけれど。