予測検証(2012年2月〜3月まで)
本ブログは、【FX予測と検証】を謳いながら、
今年は相場に翻弄され続け、予測やトレード記録ばかり
で、検証の全くないブログとなってしまっていた。
このブログ設立の本来の趣旨は、
トレード記録で勝ったっ! と、どや顔したり、
負けた〜 と、てへぺろ♪するみたいな、
勝ち自慢、負け自慢ではなく、
相場の予測と検証にこそ、その意義を求めているため、
久しぶりに本来の趣旨に立ち返り、
これまでの自身の予測を検証してみたいと思う。
巷の金融機関やアナリスト(またの名をアナライザー)
は、あらゆる予測を垂れ流しながら
それが当たったときはこれみよがしに吹聴しながら
予測が外れたときには、それを華麗にスルーする無責任な御仁が多い。
それを反面教師とすべく、自身の予測は外れていても当たっていても
シビアに検証したいと思う。
いま振り返ると最後に予測を検証したのは
2012年4月29日にまで遡る。
予測検証(2011年10月以降から;前編)
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/searchdiary?word=%2A%5B%CD%BD%C2%AC%B8%A1%BE%DA%5D
これが最後の記事である。
その後、後編を後で、と言いながら
本日までそれが行われていなかった…。
その後、予測も膨大になってきたので、
【後編】というキーワードは割愛し、
【2012年2月〜3月まで】という機能的なタイトルとした。
以前の予測検証を見なおすと、
予想の検証は2012年1月23日が最後となっている。
ということは、今年は年明けから8ヶ月以上、
自身の予測を検証していなかったと言うことになる。
これはこれで無責任である。
ということで、今回、それらを振り返ってみたい。
まずその前に、前回の予測検証の記事のなかでも
未決だった予測についてあらためて見直すと、
スイス安相場の終焉とドル安相場の開始
が未決となっているが、これはまだはっきりと結論づけられないので
いまだペンディングとなる。
とうことで、あらためて、2012年1月23日以降の予測を検証したい。
予測の検証は自身の、【相場予測】というタグを貼っているのもに
限るので、予測していながらタグを貼り忘れていた記事については、
抜けてしまうかもしれないことは、予めご了承いただきたい。
1月23日以降での最初の予測は
2012年2月1日
やはり雇用統計か……
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120201/1328124359
ここでの予測は雇用統計の結果云々ではなく
2月のドル相場を予想している。
予想では、ドル高を予想しており、
ここで、ユーロの命運が尽きる!とまで豪語している…
今考えると赤面ものだが…結果はもちろん
結果;×
ドル安のリスク選好相場に走ってしまった。
1月からの続伸で大外れである。
要因はやはり、ダウ。
米株が続伸となってしまったのだから、外れて当然である。
グローベックスのチャートを見ると
月足で、ダウ先物は直近の高値12869ドルを1月に上抜いている。
教科書的な見立てでも、
今見ると続伸はセオリーであった。
2月のドル高予想は、自身のポジションからの期待を込めた
ポジショントークとなってしまった。
次の予測は、その翌日
2月2日
いろんな言い分を駆使して……
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120202/1328205938
結果;△(未決)
前日の舞い上がったポジショントークから派生して
この段階で、ダウの大暴落を予測している。
結果的に、その後はダウが続伸を続けたので
一見、予測は外れているようにも思えるが
上値を指定してもいないので、まだ予測が外れているとも言いがたい。
ここで、自身では、ダウが最終的に8000〜9000ドルまで落ちると咆吼さえしている。
この雄叫びは、いまは妄言のように取られるかもしれないし、
いまだ、そうした世界には全くもって到達していないが、
この予測は、自身の信念から見ても、まだ否定するつもりはない。
続いての予測はそのさらに2日後
立て続けである
2月4日
2月雇用統計を終えて
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120204/1328353487
結果;×
我ながらいろいろな能書きを垂れているが
要するに、自身のポジションが押されまくっていることを
否定するための材料を組み立てているという無様な状況である。
各指標の予測や、週明けの日経株なども予測しているが
このテーマでの最後の方で述べていることは、
いずれにしても、ダウ先物が12869ドルを超えればすべての見立てがアウト、
ということである。
そこに至るまではあらゆるストーリーが描けるという前提ながら
結果的には、前段の予測外れですでに明らかなように
結果として、ダウ先物は12869など突き抜け、いまや13000ドル台にいる始末。
結果としては、大外れである。
長々と論考しておきながら、この項目を読んでくださった皆様には
ただただお詫びしたく思います。
自身もこれだけの文章を書いた時間は、ただただ徒労の一語だった…。
この予測の検証は2月9日に既に行っているため
2012年2月9日
すべてが突破されてしまった
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120209/1328801389
ここの記事ついては、重複的な再度の反省となる。
2月はだめだめながらも、予測を繰り出し続けている。
そんななか次の予測は
2月20日
限界は近づきつつあるように思う
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120220/1329699830
結果;×
まだ諦めないか、という感じだが
ここでも、ダウ先物の天井を予測。
レジスタンスをさらに上に、13131ドルを超えないと予測。
結果は…もちろん突破。
ダウ先物は自分はトレードしていないが、
ここでもしも空売りとかをしていれば、
損切りされても売っているわけで、損切りの意味のないような
損切りの引き上げ、みたいな見立てである。
本来、上の限界が突破されたら
次に下を語るのは、サポートを割ってからにするべきだろう。
下落も確認されずに、次々、上の限界点を引き上げていくのは
単なる値頃感の逆張りで、素人同然である。
とはいえ、為替で言えばドル買いからドル売りに転向しており
ダウの上昇は納得いかないながら
リスク選好でついていく、ということはしていたので
負け越すことはなかったが、
非常にストレスのかかる月であった記憶だけはある。
そして続いては、久々に円がらみの予測
2012年3月20日
必死に円売り
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120320/1332235102
結果;○
この時期は、円安のちょっとしたフィーバーにあって、
円高の反転を予測している。
ドル円の上値を85円超と予測し、
結果、そこに届かず円高に基調転換したので
予測は当たりである。
ドル円については、2月〜3月にかけて
83〜84円まで円安が迫っていたことを思えば
この上値予測はなかなかの精度であったと思う。
次の予測は、
2012年3月16日
我も我もとドル円を買う
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120316/1331919870
結果;○
自身としてはドル円の過熱感をしらけた目で見て予測を立てているが
テクニカルからの見立て(その根拠は秘密)も含め
引き続き、ドル円は85円を超えない、と予測しており
それが結果的に予想通りとなった。
この当時、順張りの無責任金融機関や無責任アナライザーは
85円オーバーは当たり前のような風情で
さらなるターゲットを87円とか95円とか見立てていた。
名前は伏せるが、日本の各経済誌も
「円安相場到来!」などと表紙にでかでかとかかげ
2月の日銀の緩和からの円安の決定的(?)な進行を
各専門家諸氏のコメントを織り交ぜながら特集を組んでいた始末。
今振り返ると、なんとも無様な話であるが、
現在の結果にあって、
そうした煽りまくった皆々様の謝罪の言葉は未だ一切確認されない。
個人的にはこうした煽りに煽った雑誌や金融機関
学者、アナリストなどなどの面々は、記録にとどめている。
相場が外れた無能という意味ではなく(予想は誰でも外す)、
その後の検証や謝罪を行わない無責任な方々という意味で、
彼らの存在を記憶にとどめている。
3月26日
金曜の余波
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120326/1332767939
結果;×
ここの予測外れは今年最も重要な意味を持つ
大きな予測外れ!である。
ここでもいろいろな見立てをたてているが、
この記事で言っていることは、要するに
QE3はない!
ということであった。
しかし、結果は、
QE3実施!
9月に発表されたこの事態は
私の中長期的な相場観を根本から変えるほどのものとなった。
いろいろな金融機関やアナリストが囃し立てたところで
私は、絶対にFRBはQE3をやらないと思っていたし
そこまで愚か(?)ではないと思っていた。
しかし、彼らは実施した。
私の個人的な見解だが、これにて世界経済の回復は
絶望的なまでに遠のいたと思っている。
しかしながら、この未来が読めていたら、
今年の予測も随分違っていたもとなっていただろうとも思う…。
ここからは、2012年4月以降の予測
2012年4月8日
長期的なトレンド(備忘録) eur/usd usd/jpy eur/jpy gbp/usd eur/gbp gbp/jpy
http://d.hatena.ne.jp/lj1027/20120408/1333888816
となってくるが、
ここまでで随分長くなってしまったので、
この予測検証を含め以降は次回とし、
今回はここまででひとまず終えたいと思う。
今回は2012年2月〜3月までの予測検証となったが
結果は
○が2
×が4!
△が1
という結果。
予測外れが多く、この時期はその予測結果に見合ったトレード結果ともなった。
ドルの弱さ。
欧米株の強さ。
しかし、
ドル安にさりながら、ユーロだけは未だ方向性定まらず…。
…といった、実体経済に即すること反することが
意図的または不可抗力的に織り交ぜられた複合的な要因や
まさに意図的、という行為の筆頭となる各当局の変則的な金融政策などから、
今年の為替相場はより混迷の度合いを深めている。
…これが2012年のこれまでの、個人の感想である。
自身は、引き続き、ライブのトレードや予測を続けていきたいと思う。
次回は、2012年4月以降の予測を検証する予定です。