対照的なトレーディングに対し…ついに、新たなポジション構築

ユーロドルが、いよいよ相場のピークを見せそうな気配である。

まだまだ伸びるよ! といった空気感が充満するような地合いにつき
だからこそ、個人的には、ますますそのイメージが強まっている。

ともかく、いまは、ドル売りが当たり前の地合いである。

そんななか、私はネットで、二人のトレーダーに注目している。
奇しくもともに女性である。

お一人は、ネットでご活躍のトレンドフォローワー、
アメリカ仕込みなのか、なんなのかよくわからないが、
やたらカタカナで相場を語るのがお好きな様子(フレッシュな値段、など)。
そうした、欧米ナイズされているだけに、
相場観やトレーディングも欧米風である。
経済のご専門のようで、そこらへんの男より経済事情にはお詳しく、
この女史は、少し前まで、ユーロ売りユーロ売りだったが、
いつの間にやら、ユーロ買いのスタンスに変更のご様子。
さすがの変わり身の早さである。
基本、デイトレのようなので、買ってもすぐに利食いする。
ひとりヘッジファンドのようなトレーディング。
よって、大きな損失はあまり確認されないし、
日をまたいで、ホールドしているポジションもまず確認できない。

方やもうお一人は、専門のトレーダーではないが
ブログにて、トレードを公開している女性。
この女史は逆張りをお好みで、現在、ユーロドルをショート。
彼女は、逆張りで結構な確率でロスカットをされる。
彼女が逆張りすると、相場がさらに伸びる場合が多く
結構な曲がり屋さんであることから、
失礼ながら、たまに、チャートを一切見ずに、彼女の逆張りをかけてみるときがあるが、
これが勝率が高いことが、これまた切ない…。
おそらく彼女は、典型的な素人の個人投資家の発想と似ていて
値頃感と、気分的なお得感から逆張りを繰り出しやすい方なのだろう。
この方が動きを見せただけに、
個人的には、ユーロドルにはまだまだ買いイメージが払拭できず、
ここでのユーロドルの売りは躊躇してしまうような最近である。

この対照的なトレード状況を見るにつけ
玄人的な相場観(?)に照らせば、
まだまだドル買いは危ない地合いに見える。

ただ、現在の各アナライザーの見立てを見れば
ユーロドルは売り方向の見立てなどありえず
買いが当たり前のような状況で、
あらゆるところが、1.33だの1.35だの上値ターゲットを示しはじめている。

ただし、こういう場合は相場のピークを迎えやすい。

こうした、上がって当たり前、のような楽観的な相場観が
市場に蔓延するときは、個人的にはかなり強烈な反転のシグナルである。

結局、ユーロドルは今後、続伸するのか反転下落に転じるのか。

どちらにも行く可能性はあるが、

昨日、小さめのダブルボトムを割り込んだ段階で、
テクニカル的な判断を採用して、
自身は小口の売りを入れていた。1.308アンダーあたりである。

今夜、1.3を割れる寸前で、半分を利食いしたところだが

その後の戻りから、1.308に再び届きそうな局面が再度発生
これは下落トレンドの再開を示す前の調整とみて、
1.307あたりで、ふたたび追加の売りを入れた。

現状のロスカットレベルは、1.309アラウンドと
直近高値の1.317アッパーあたりとなる。

ちなみに、相対として、ドルスイスについては、
自身がレジスタンスととらえ0.93を抜けたところに
指値を入れていたので、
これがヒットし、ドルスイスもロングホールド状態となっている。
これが、ドル売りの下落が起こったことから、
これも調整と見立てて、0.926で、追加の買いを入れている。

ひさびさに布陣が整った。
相場のピークと反転に賭けたドル買いのフォーメーションである。

無論、さらなるドルの安値追いとなって
ユーロドルの高値、ドルスイスの安値を再度更新して突き進むようなら
ふたたび、ポジションはフラットとなる。

さて、どう進むか。