動きがないが、トレンド転換的な兆候はありか!?

夏休み相場らしく、だらだらとした相場展開である。

こういうときにもトレードするなら、レンジディールでちまちまやるしかない。
ということで、両建てとなろうが、ロング、ショートのそれぞれの位置で
テクニカル的なラインからレンジディールを自身もときどき行っている。

レンジ相場の特徴は値幅は取れないが、勝率が高くなる、とうことである。
そういう意味で、ここ半月あまりは今年一番の勝率となっている。

ただ、現在のレンジは緩やかながらリスク先行的な動きが感じられる。

テクニカル的な意味ではなく、時間帯的な見立てである。

最近は、逆張りスト東京に欧州がついてきがちである。

東京が売れば↓欧州も売り↓
東京が買えば↑欧州も買い↑

といった具合である。

ただし、東京は素人逆張りが、定番のディール。

上がるにしても下がるにしてもアメリカからの方向を逆張りしていく。

本日で言えば、昨日、続伸で終えたアメリカにつき
当然、売り!である。

東京は刈られるが運命。
これを欧州が行うのがセオリーながら、それを追随するものだから
アメリカにともに刈られている…。

しかし、欧州は実は名うての順張リスト。

東京(T)、ロンドン(L)、ニューヨーク(N)

と時間が流れているわけではなく、

本来は、

ニューヨーク(N)、東京(T)、ロンドン(L)

なのだが、

N↑ T↓ L↑

という通常の流れを

N↑ T↓ L↓

などとしているもんだから、

N↑ T↓ L↓ ふたたびN↑

で、東京、欧州ともに刈られるのだ。

こういう動きは、トレンド転換の頃によくおこりやすい。

いくら逆張っても、前日終値からの続伸(続落)を思い知った頃
欧州も米国に追随をはじめる。

そのレートが逆張っていたころよりも、遙かに高値(買いの場合)
となっていても、追随を決めたら、投機的に順張りを決めていく。

N↑ T↓ L↑

となるわけである。

ここまでの流れが下げトレンドだった場合

こうして、東京だけが取り残され刈られ出した頃に
相場は加速し、トレンドが転換することが多いのである。

ただ、現在は夏枯れ相場につき、追っかけの買いを入れたり
いけいけの順張りをするには、ボリュームが足りないかもしれないが、

短期中期的には、ドル売り主体のリスク相場の予兆となっている
時間軸の動きである。