相場を弄ぶ愚か者たち
グローベックスの下げに対して、ユーロの下げが大きすぎる。
夏枯れ相場でポジションが薄いなかで
東京刈りを止めて、東京にも利益をもたらす追随売り。
東京は大喜びかもしれないが、
欧州勢は東京を刈るよりもこちらの方がバジェットを稼げると思っただけにすぎない。
米株の基調は現在上昇に転じており、下落の基調にはない。
先物の下げを誘引し、
それによってユーロの下げを無理矢理演出しているようにしか思えない。
現下のリスク回避チックな動きは、完全に実需を無視した
相場を弄んでいる、と見る。
現下の下げで、ユーロ売りの提灯がまた増殖したと思うが
ユーロはやはり一端底打ちしているように思う。
アジア、欧州勢ではしゃいだユーロショートの宴もそろそろ終わる。
短期の回転屋たちは、ポジションを持ち越しては保持しない。
そろそろショートカバーが入ってもいいころである。
ユーロショートで提灯下短期グリードがいたとすれば、
逃げるならいましかない。
…とまあ、これは個人的な見解ではある。
ただ、自身はドルロングの両建てについてはすべて利食いし
ドルショートのポジションのみの片側状態に戻した。
現在の地合いでこれ以上、ユーロが下落するとは思えない。