テクニカル通りの動き
詳細は省くが、本日はわかりやすいくらいにテクニカル通りに動いている。
例えばドルスイス。
昨夜のボトムから形成されている短期アップトレンドラインにきれいに沿って上昇しながら
トップからの下落が生じて、短期のダウントレンドラインができると
一旦は、押しが来ても、アップトレンドラインの手前できれいに反転上昇。
そして、上昇は短期のダウントレンドラインできっちり止まり再度の下落。
ユーロドルにしても、その他通貨にしてもしかり。
株価動向は一切無視で、為替のテクニカルのみで動いている。
株価は高止まり。前日高値を抜こうとも、株価はいっさい無視で。
独自の動きで、“リスク回避”チックな、それでいてテクニカルの節目をきっちり守る
という機械のごとき動きを繰り返している。
要は、実需のポジションがまったくないなかで
短期筋が相場をいったりきたり回転させているのだろう。
目標の終値としては、ユーロドル1.227未満というところだろう。
ユーロドルの1日の平均値幅は100pipsあたりなので、
そこでとどめておけば、明日、追随の売りが入ったときに
目下のサポートである、1.217を破れるからだ。
そうすれば、ダウントレンドがふたたび示現し。
さらに翌日のFOMC、翌々日のECB理事会での再度の下げ加速が狙える
という算段である。
現在の談合的な短期トレーディングは、裏切り者さえ現れなければ奏功する可能性が高い。
ただし、為替は化かし合いで殺し合いである。
途中、裏切り者が現れて、大きな買いをいれ、1.227をぶち抜きに行けば
現在のテクニカル回転屋たちの狙いは打ち砕かれるだろう。
現在は皆が皆、徹底的に株価を無視しているような情勢だが、
株価に素直にポジショニングする、“裏切り者”が現れると
一気に形成は逆転し、テクニカルオンリーの楽ちんトレーディングは終わりを迎えることだろう。