いらいらするほど上値が重い

ユーロドルの話である。

1.263あたりを頭に、ユーロドルの上昇が覚束ない。
もともと下ひげをつけていた重要なサポートとみていたので

ここを割ってからこっち、
このラインが強いレジスタンスとなってしまっている。

ECBの理事会待ちと、米国の休場的な相場から
上を抜くアタックをかけようとする者がなかなかいないようだ。

下へのアタックなら
多くのグリードがはしゃいで追おうとするところを見ると、
まだまだ大口の投資家勢はユーロショートにベットしている感じがする。

上狙いのグリードはやはりまだまだ少数派で

あとは、デイトレが基本の、提灯たちは
どちらにもつかずに様子見している感じである。

上に相場を走らせるポイントは、やはり1.263あたりとなるようだ。

とういうことで、1.263アッパーあたりに逆指値の買いを入れておいた。

すでに1.26アンダーで逆張りの買いを成り行きで入れているから(ナンピン的に…)、
ここで逆指値が入れば、今度は順張りでの買い増しということになる。

ドルスイスに至っては、節目をすでに割っているように見えるため
成り行きですでに売っている。

最近は株価と為替の乖離がまた広がってきている。

株の堅調さに対して、リスク通貨の上昇が追いついていない。

これは、株価が先走っての上がりすぎか
為替が出遅れているか、判断がわかれるところだが、

本来は株価に連動し、はしゃぎまくる豪ドルの上値の重さを見てみれば
やはり、現在のドル売りの不当なまでの停滞感の元凶は
まさにユーロである、と考えられる。

ユーロが中途半端なマッチポンプを繰り返している限り
その他、対ドル通貨も糞詰まりのように抑えられつづけてしまうだろう。

ここでの一端の山場は、やはりECBの政策金利の発表となろう。

ここで、一端、あく抜けし、上昇を見せるか
やはり(?)の再下落を強いられるかは、結果が出てみないとわからない。

とはいえ、私は無論、ユーロの上昇にベットしている(だから逆指値の買いである)。

本日の消化試合は、またも東京勢のカモっぷりで終わった。

前日、NYが下落で引けたのに、ユーロドルについて
グローベックスの中途半端なもみ合いから、逆張りで上昇を狙い
欧州から米国でそれらを一気に刈られた後に
高値更新である。

米国↓ 東京↑ 欧州↓ からの 米国↓↑ である。

為替というのは、米国に東京が順張り始めたときが
トレンドのピークにさしかかると思っているので

現在の反転が本格化したときは(まだ本格化していない)
しばらく上昇基調が続くだろう。

そうなれば、東京の下手くそパターンは決まっている。

米国↑からの逆張り東京↓で、欧州か米国に押し上げられて刈られる。

ときどき欧州が東京に追随したりもするので

東京↓欧州↓米国↑ となるかもしれないが、

いつか

東京↓欧州↑米国↑となり

それでも馬鹿みたいに逆張りばかりを行い、
毎回毎回、いい押し目を作ってやる養分と化して、

毎日のように刈られる、という、
東京勢の本領発揮のカモの連打となることだろう。

最も敏感にトレンド転換を発生させるのは米国なので
トレンド転換時は
欧州が↓で悩むことも多くなる。

そうなると、東京、欧州とも米国に刈られるということになるが

そこに気づいて欧州が↑となりはじめてから、
東京だけの孤立カモとなる。

やがて、東京も米国の順張りを始めだし

米国↑東京↑欧州↑米国↑ となったころが相場のピークである。

そして、それを切り崩し出すのは欧州だったりして

いつか、米国↑東京↑欧州↓米国↓となり

東京は最高値をつかまされることとなろう。

いずれにしても、最も鈍感な東京が上昇を確信するのはかなり遅い。

よって、そういう事態になるのは、かなり先であるように思う。

ということで、現在のトレンドが真に上昇を描くか否かは

まずは、本日の米国時間の上昇から
東京が逆張りして下がるかどうか、というところが焦点となる。

東京が利食い的なレートの下押しを狙ってくるようなら、
東京は明日も刈られる可能性が大きく増す(押し上げという結果によって)。

まさに本日の逆。

本日は動意が薄いが、地味ながら、
東京のカモっぷり、へたっぷりだけは実感できた一日であった。