すごい口先介入…

ギリシャ選挙が落ち着いたと思ったら、
ギリシャの態度に一切の妥協はしない、といったような
ユーロの上昇を阻むかのようなドイツ首相の発言。

ギリシャ選挙の結果が出るまではいっさいそうした発言をせず、
ギリシャ国民が決断し、選択した後で
そうした過酷な発言を示す、などといった態度は
きわめてアンフェアである。

ユーロはもう大丈夫、
というタイミングで不安を煽るような発言をかけることで、
ユーロ安に再び持ち込もうとする。

こうした発言は、いつもながら、
ある意味ではすさまじい口先介入である。
ドイツもえげつないことをするものだ…。

こうしたずるがしこいことばかりするのが欧州風で
だからこそ、欧州が崩壊の危機にある、ということが
まだわかっていないのだろう。

ともかく、ユーロ当局の望みはユーロ崩壊なきユーロ安。

ただ、こうしたやりかたは、
世界経済の崩壊を人質にしながら、綱渡りをするような
きわめて危ないことばかりをしようとしているようなものだ。

さらに、こうした“介入”を行おうとするということは
ますます、相場を恣意的な方向に持って行こうとする動きの証左。

介入というのは、相場の方向に抗おうとする行為であり
それが奏功することがほとんどないことは、過去が証明している。

ユーロ崩壊、ユーロ安というおおいなる“フィクション”こそが
そろそろ“崩壊”しようとしているように思えてならない。

ユーロはやはり今後、暴騰していくというイメージは変わらない。

欧州が今後苦しめられるのは、すさまじいユーロ高であると見ている。


追記
さらには、本日の朝一から逆張りのドル買いで
バジェットを一日かけて稼げたという東京勢の“キセキの勝利”もまた
ユーロ下落終了のシグナルである。
今朝方のショート狙いというのは、レンジ上限ショートともいえるが、
東京勢がそれをしたということで、
それが日頃のド下手なカモでトレードあるという点から、
華麗なポジショニングとは思えず
砂上の楼閣(ユーロ暴落)の崩壊へのチェックメイトとしか見えない。