ずっとステイ

ドル売り、円売りのポジションのまま
サポートを割らずに乱高下しているため、
自身のポジションはステイが続いている。

昨日の反騰でいくつか利食い
その後の下落で損切りしたり、
いろいろポジションを持ち直したりしながら、

結局はいまだに、ドル売り、ユーロ買い、円売りの布陣である。

つまるところ、いまだに、
世間の潮流とは真逆(ドル買い、円買い)のポジションを保持している次第である。

ダウグローベックスの株価で言えば
年初のグリードロングと異なり、
現在は、空売りがグリードたちのトレンドであるようで
年初とは逆に、戻すたびに必死に売りを浴びせようとしているのが
チャートからも露骨なまでに理解できる。

一頃の“円安相場到来!”などという
結果的に円ショートしていた人たちを皆殺しにするような
雑誌他、各メディアの報道はなりを潜め、

現在は、“ユーロ崩壊!金融恐慌!”といった
おどろおどろしい記事が、各紙面を賑わせ始めている。

こうした流れからグリードたちは、
ギリシャからスペインにターゲットを置いて
スペイン攻撃によって、
スペインの国債利回りは史上最高値を取りに行き
世界の破滅的な未来への道を作り出そうとしているような情勢である。

ただ、ギリシャ含め、当局としては、
誰もがユーロ崩壊を望んでいる気配はない。

そしてまた、金融大恐慌が起こり、各相場が崩壊したとしたら
いまのグリードたちがショートで大儲け♪などという場合でもなくなる。

そこで、ユーロは崩壊しない、相場は崩れないとなると、
現在のユーロ安は欧州の勝ち組国(ドイツなど)にとっては
追い風としかならなかったということである。

欧州連合としては、
そこまで虫のいい話もそうそう続けることも限界があるだろう。

ユーロが崩壊しないとしても、
主に南欧州を犠牲にしながら
ドイツだけが勝ち続ける、
というユーロのシステムもそろそろ限界のようにも思う。

その不均衡を解消する一番の近道は、
欧州各国の財政までも完全に統合してしまうことだが
そんなことはできるのか、無理だ、というのが
識者たちのどや顔での見解である。

だから、投資家は自信をもってユーロを売りまくる。

ただ、欧州の大統領さえも設けたくせ者共同体がユーロである。

財政を統合というダイレクトな施策をすぐに打つとは思えないながら、
それに似た未来への布石をそろそろユーロも打ちそうな予感がする。

期待や不安をずるずると先延ばしし続けるのが、ユーロの十八番である。

しばらくはユーロの戻しが来ても“戻り売りの好機〜”
などと各アナライザーは分析するだろう。

それが1.28だとか1.3だとかはいいが、
このデリケートな6月に大きな戻し、
俗に言うショートスクイーズのようなものが発生したら

戻りはそんな位置どころではなく、相場を完全に反転させるとすら思っている。

今年のユーロは崩壊や暴落どころか、
すさまじく反騰すると、まだまだ思っている。