ユーロ、反発もなく下落

何度目かわからないユーロドルロングはまたも切られる。

もう当面、ポジションは持たないことにした。

というか、一部、両建てのショートにしているので
しばらくこの状態をホールドしておくことにする。

先月は反発らしい反発もなく、ユーロショートはもはや
史上最大レベルにまで拡大している。

ただし、ユーロドルは1.19アンダーの
直近最安値のサポートを割り込まない限り
完全な下げトレンドを完成はしない。

勝負所は、そのサポートに迫る前にショートスクイーズを起こし
弱気筋を粉砕するかどうかであるが、
それは現在のところわからない。

ともかく、ギリシャ情勢が不安定で、
選挙結果が出るまでは、とりあえずは予断はもつことができず
弱気筋の勝負所としてはそれまでに
現在の直近最安値を切り裂き、
完全なダウントレンドを形成できるかどうかにあるだろう。

果たして切れるかな…ということろである。

個人的にはそこは守ると信じているが
もしも、1pipsでもそれを割り込めば、
そこから大きく切り返したとしたところで、それ以降は
私自身も数年前から転換していたユーロドルの強気判断に
ついには転換が迫られるので、緊迫した状況にある。

5月は近年まれに見る、負けっぷりをたたき出してしまった…。
ここまで、一方的に下落し続ける相場は久しぶりで
まったくついて行けなかった。
振り返ってみれば
ショートほったらかしがもっとも奏功したという
単純きわまりない下げ相場であったが、
その単純さを複雑に解釈したゆえ、まったく対応できなかった。

ダウをはじめとした株もおぼつかない。

日銀の姿勢は思った通りの最低っぷりで
ドルの思惑、ユーロのむごさ(相場だけの意味ではなくやり口含め)
このトライアングルの流れの中で
もっとも押されるというのはやはり必然的ともいえた。

1月〜3月が意味のない楽観相場で、5月で基調転換で悲観相場
ずるずるおされるか突如の反発をかける夏から秋
そして、秋にクラッシュ。

というのがここのところの季節的なアノマニーなのところがあるが
いまのところ、今年も似たような動きとなってしまっている。

そういえば、かつてのリーマンショックも大統領選挙のときだったように思う。

春先までの円安相場到来!と世間が騒ぎ立てていたとき
とてもいかがわしいと思っていたが、案の定であった…。

相場はショートでかぶせ続けたが、
あのときの地合いはそれを踏み上げ続け
こちらがポジションを投げたころが天井だったのが
いまになるととても悔しい。

対円のユーロはすでに直近安値を割り込み
完全なダウントレンドを完成させた。

日本はアメリカがどうにかしないかぎり動くことはない
最低の政策運営なので
幻通貨の情勢は、アメリカに委ねるしかない。

ともかく鍵はユーロ。

近年のアノマニーに従えば、秋に向け一旦は強烈な反発が起こるように思えるが
そのタイミングは未だ訪れない。

そのタイミングをいまは待つのみである。