ドル円の指値がばしばしかかる

ドル円指値がばしばしかかるので、見ればドル円は80円を割った模様。

円買いドル売りの地合いがちょっと強いか、
クロス円が思ったほど下げない。

このままでは、ユーロ円の指値がかからないのも嫌なので
軽めのポジションで、ユーロ円、ポンド円、カナダドル円などを
105.70円、129.80円、80.90円あたりで
成り行きで買っておいた。

チャートを見れば、休日とはいえ
株価が大幅に下がっているわけでもないのに
円が一本調子で買われすぎである。
つまり、投機ははしゃぎすぎている。
はしゃいでいるときは、相場はまともなときでないことが多い。

そして、どこかの欧米銀行は、またもやいまの地合いに乗って
円高が突き進むなどと、まともや後出しのアナライズを示しだした。

今回の円高は日銀が戦犯のムードが高まりつつあるようだが
もとより、市場に影響もない日銀のだめさかげんは今にはじまったことではない。
そうであるなら、円高の影響がまたも日銀によってもたらされた
というのは、整合性が取れない。
日銀がぐずであろうが、無責任であろうが、
相場は日本など無視して突き進むだろう。
その折々で、結果論として日本の影響を引き合いに出されるだけである。

2月に一瞬スポットがあたった日銀ではあったが、所詮日銀である。
現在の日本国の中央銀行である、ということをゆめゆめ忘れてはならない。

要は、日銀とて日本政府と同じく
金を中途半端に持っているだけで、ともかくしょぼい、ということだ。
しかもそのどら息子のごときに現在有しているところの大量の資産の原資は、
官ではなく民の日本人がこれまでたゆまぬ努力によって築き上げてきたものである。

暴言を覚悟で述べれば、
日本国の経済発展には、政府も含め、彼ら一同は邪魔こそすれ、
なんら寄与してきたことはないとさえ思う。
日本当局の得意技は、
戦後一貫して、日本の富や力を食いつぶし
それらをアメリカをはじめとしたアングロサクソンに貢ぎ続けてきただけである。

ともかく、自身としては今後はともかくいまの円高
やや行き過ぎだと思っている。だからロング。

とりあえず、休日ながら成行き円売りで参入してしまったので、
LCはユーロ円の指値のLC位置を基準にし、
カナダドル円なども同様の位置あたりをLCを置いているから、
これら通貨については、
いずれも比較的ロスカットは遠くなってしまい
負けた場合の損失額がやや大きくなってしまうが、
ポンド円のすべてと、ユーロ円の一部は、
短期的な直近安値あたりをLCとしているので
このまま下落が差し込んでしまえば、
いったんはポンド円のすべてと、ユーロ円の過半は切られるかもしれない。

ただし、
そこまで差し込まずにユーロ円の指値がかからなかった場合は、
現在の中短期的な自身の円安相場観(特にポンド円)について
ポジションが取れないという機会利益損失ともなりかねないためポジションを持った。

ちょっとしたアゲインストを覚悟しての、
割と高いところからの逆張りではある。

追記
と書いた段階で、いきなりドル円指値の半分が79.80円でLCされた…。
やはりラウンドナンバーならぬ、キリ番(.80ジャスト)
などという逆指値は狙われやすいかったか…。
あとは79.70円台で小刻みにLCを置いているが
このあたりまで突っ込めば、ドル円ロングはオールフラットとなる。
中期的に見立てていたドル円の押しのターゲットは80円なので
ここから先は調整ならばオーバーシュート。
そうでないなら、相場の反転となる。
目下、円買いの投機筋は円ショートのLCを撃つだけのために売っているようにも思う。
下にずらりとLCが並んでいない限り、
これ以上の下値アタックはできないであろうが、
この下にもLCを置いている者が多ければ、もっと下に下に跳ねるだろう。
ただし、いまのドル円買いのLCの塊は、
80〜79.8円あたりでほぼ一掃されているように思うが、さてどうか…。