投機筋には売りの好機?トレンドとしては絶好の押し目?
ポンドドルが1.616アラウンドでどうにも頭が重くなっている。
FOMCまで時間もあり、どうにもバジェットを稼ぎたい連中は
ここで逆バリしたいところ。
そこで、降ってわいた英国のGDP速報値の予想したぶれ。
速報とは言え、いきなりリセッションの可能性が示された。
格好の売り材料として、一気に50pips下げてきた。
おかげで、GBP/USDのピラミッティングが一部切り崩され
一部ポジションを切らされた。
他にもいたであろう、損切りも巻き込んでか、下にいきなり跳ねた。
ユーロポンドも切り返しを見せ、あらゆる対ポンド通貨の形勢が
一気に逆転した模様。
しかし、その他通貨は平穏を保っている。
つまり、トレンドは緩やかにドル安、円安の地合を保っている。
つまりは、ポンドの独歩安で、現在の主要なトレンドに抗っている。
その他通貨もこれに引きずられれば
円高、ドル高の地合に相場が転換を見せかねない。
ただし、今日のポンドは準幻通貨。
かつての基軸通貨のときのような、意味のある通貨ではない。
かつ、為替は一国一地域の状況のみで主要なトレンドを抗うことは難しい。
それをできる通貨は、現在、ドルとユーロのみである。
よって、今回のポンドが一人芝居となり、下落が失敗に終われば
ポンドは再び上に跳ねていくだろう。
ポンドが良い悪いという問題ではなく、
世界はユーロとドルに動かされているがゆえの、押し戻されである。
そうなれば、現在の急落は絶好の押し目、ということになる。
短期筋の急いたショートが勝つか、大勢が勢いを保つか。
私は後者が有力だとみている。
ということで、ふたたびポンド円とポンドドルをロングした。