ほぼ戻しで、スクエアに

ポンドドルは直近高値1.6167あたりから、がっつり落ちて
押し目を狙って、1.6080ドルあたりから買って放置していた。
ポンド円も、131.66円あたりから、130.51円にかけての急落から
130.40円あたりを背にして、130.60円あたりから、買いで放置。

円売り、ドル売りの地合がやはりまさって、
その後のポンドは投機通貨らしく
がっつり落ちたふりをしながらも、

ポンド円でいえば、131.66円あたりから130.51円あたりの急落から
フィボでいうところの76.4%戻しあたりの131.37円あたりまで戻した。

ただし、やはりFOMC待ちか、戻りがあっても、
さらなる高値は追うような勢いにはどうも欠ける。

ということで、131.3円あたりで、ポンド円は利食い
ポンドドルも同様の戻しの1.615あたりで、利食いした。

もともと下げては買って、上げては利食いという繰り返しにつき、
目下、ポンド円の一番下は130.2円あたりからの
買い増しとなっていたので、
中途半端なピラミッティングではあった。

ポンドドルについても、何度も利食いを繰り返しながら
押し目買いを繰り返していたことから、
もともとのピラミッティングの下限が
1.6090あたりとなってしまっており、今回の押し目買いが
ほぼ同値(むしろ以前の買いよりも下)から追加買いという
ピラミッティングでもなんでもない感じであった。
むしろ、プチナンピンみたいになってしまっていて、
下値を追っかけられたら、危ない状況でもあった。

それに比べて、ユーロ円、ユーロドル、ドル円などは安定していた。
しかし、これらもイグジット。

現状では、106円、80.9円、1.312ドルあたりから上に向かって、
これまた、小さくピラミッティングロングしていたポジションも
これについては不安定な押しをあまり喰らわなかったながら、

ポンドドルの利食いの頃合いですべて成り行き利食いした。
それぞれ、107.5円、81.4円、1.32ドルあたりである。

ここのところは、ドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンド円、ポンドドル
保有しがちだったのだが、

つまりは、現有のすべてのポジションをこの段階で閉じて、スクエアにした。

ポンドがらみなどは、一時の急落があったにせよ、
波形から見れば、安値は切り上げる形となりはじめているし、
ボリンジャーについても+1σにすら届いていないので
まだもう少し上げ余地はあるようにも思えるが、
なにぶん、このあとは米雇用統計以上に、トレンドの地合を形作ってしまう
FOMCが控えており
テクニカル的な判断は、場合によってはまったくもって意味をなさなくなる。

いまやFOMCから2時間を切ろうとする現在
中途半端な持ち値でのポジションは
変な走りで一気にアゲインストに持って行かれかねない。

もちろん、逆に振れればフェイバーだけれど
そういう狙いはちと博打的であるし、
これまで、そういう保有は奏功したことがほとんどない。

FOMCは本当に条件反射的に突き進むので
相場予想は難しいながら、
QE3が示されることは、断じてないと思っている。
その上で、示される判断に相場がどう反応するか、
までは起こってみないとわからない。

少し先の材料を見据えれば、
27日の日銀会合に向けて、折り込みに入り円売り、
または現トレンドの増幅からのドル売り、と走る予感もするゆえに
ドル円はまたも幻通貨の真骨頂デッドロック状態で、どちらが強いかは
株価やクロス円の方向によって決められるように思う。

ただ、
QE3のなさをあらためて示されて、
ストレートにドル買いという方向もあり得る。

結局、大きなストリームはドル安としか思えないが
今日だけ(もしくは今日の地合からしばらくは)は
QE3示さずのドル買い、もしくは示さないがなんだか好感、などと
わけのわからない変動が起こりかねない。
株価もまた、いつかは暴落のゴミに等しいダウであっても
まだまだバブルは弾けきっておらず、どのような動きも取りうる。

そもそもQE3というドルジャブジャブ政策がないということで
株価が下がるすれば、その段階で
現在の株が企業業績を無視し、緩和期待のみに裏付けられた
金融相場丸出しのインチキ上昇ということになるのだが、
それはいまにはじまったことではなく
去年あたりからずっと続いている、バブルの発火点である。

つまりは、世界景気はなんにも回復してなどしていない。
ただただ各政府が溢れかえさせたマネーの行き先が
社会に行き当たることは決して決してなくて、
株やコモディティに向かっていき、
その金余りの(金融の世界のみ)の流れに便乗しようとする
グリード立ちによる醜くも愚かな上昇である。

ただし、そうであっても相場は相場。
上昇すれば、上昇相場である。
それがやがて訪れる暴落への地獄道であったとしても
グリードたちはダンスをやめることがない。
理由はそれが彼らの仕事であるからである。
だから、彼らは醜く愚かなのである。
これは彼らが現在の仕事をしているかぎり逃れられない
宿痾である。

無論、いかなる理由であっても
株価が大きく下落してしまえば、いくらドルがクズでも
ストレート通貨では、ドル買いでトレンドがしばらくは突っ走らざるを得ない。
クロス円は大きく売られる可能性もある。
そうなると、大きく円買いとなろう。

そうなれば、日銀の新たな緩和姿勢が示されるとするなら
それは大きな押し目となりうるわけで、絶好の円売りの好機、ともなる。
これは、日銀の姿勢次第とはなる。

ともかく、株価次第でもあるが、
本日の情勢は悪くてもドル買い、よくて円売りということで、
どちらに転んでもドル円だけは上昇、という感じもするが、
所詮株価や金利に翻弄される幻通貨をホールドしてても仕方がないので
それらも利食いした。

とりあえず、相場の流れはともかく、トレードとしては
FOMCの流れを確認してから、
あらたにポジションを取るのが、無難に思う。

とりあえず、自身のなかでの円売りドル売りフェアーは一旦お休みで。
ポジションもなし。

スイングトレードする身としては、久しぶりの、スクエア状態である。