トレンドの増幅

雇用統計は雇用者数の予想を下振れてしまった。

トレンドは昨日の下落を増幅させる、という形となってしまった。

目下、この下落に円売りで対抗する勢力はおらず、
宙ぶらりんで安値で停滞している。


またもやらかした米国G銀行。

ここは昨日あたりに、いきなり雇用統計の事前予想を上方修正してきた。
その段階で、嫌な予感はしてきた。

さらに本日の薄商いのなかでは相場の転換が起こらず、
じりじりと動きがなかったので、嫌な予感はしていた。

本日、欧州が急伸していれば、
雇用統計も失業率を重視し(こちらはよかったように思う)、
上昇をしていたようにも思う。

いずれにしも円高地合いはまだ終わらない。

先々週あたりから緩和期待などという話でクロス円が突如、急上昇し
乱高下された円相場で、円ロングがLCされ、
相場観が混乱し、円売りに切り替えてみたものの、
一端の戻りでは奏功するも、再度の下落でネックでは押し目とならなかった。

ずっと考えていた円高相場を維持できず、
戻りを狙うという、すけべ心で、
円売りに転換したのが裏目に出てしまった。

で、今後どうなるかであるが、
トレンドがさらに増幅を見せた場合、
ユーロ円については、ターゲットとしては106円割れ寸前までは起こりうる。

ただし、その下は200日平均線、ボリンジャー3σなど
かなりの強い抵抗がある。

さらに105.65あたりにあるネックラインも考えると

105円を割り込むには相当のパワーが必要なように思う。

いずれにしても、レンジがどんどん切り下げられている。

トリプルトップを作る二度目の山から円を買っていたときに描いていたイメージが
いま示現している。

しかし、こちらはすでに円買いのポジションは保有していない。
今度こそと思いつつ、連続で円買いでついていくことはできなかった。

相場観はあっていたがトレードでやられた。

いま見れば高値を切り下げ続けてのトリプルトップ
典型的な円買いのチャンスであった。

これを見逃してしまったのは、ドル売りをかけたタイミングが
すべて戻りのピークあたりとなってしまい、
押上げばかりをくらってしまったからだ。

反転を待って売りをかければよかったのだが、
トレード時間のタイミングがそれを許さなかった。

で、下落が開始されているときには、すでに円買いのポジションが
LCをかけられていて、
再度の円買いもそうなった。

時間的に反転の円売りをしたときには相場が戻ってフェイバーとなったので、
相場観がどんどん円売りに傾いてしまった。

トップに届くたびに、高値を切り下げている、という部分に目がいかなった。

ともかく今回は完敗である。

まず基本は、幻通貨ドル円の上昇を考えていないので
ドル円と連動するクロス円が上がるという道理には無理があるといえばある。

現在がドル安の地合いによるドル円安ならまた話は別だが、
現在は円買いドル買いというリスク回避相場に突入してしまっている。

で、ここで円買いかといわれると、
ちょっと中期的にはオーバーシュートしすぎているように思う。

またもユーロ円の話とはなるが、
トリプルトップから見立てたターゲットにはまだ届いていないが
それもあと20pipsあたりではあるので、もう少しは下を見そうには思うが、
そろそろ限界に近づいているように思う。

本日のちょっとした戻りからの雇用統計の再急落によって、
オシレーターがばしばしのダイバージェンスを示している。

ということで、またもしつこく円売りのポジションでねばってみる。
ポジションンの多くはLCにかけられているが、
わずかだけ残存がある。

さらには、来週は日銀会合があり、追加の緩和策が示されるかもしれない
という材料も重視し、円売りが再び生じることを期待する。

そういうわけで、もうしばらく円売りをキープ。