必死のグリードたち

短期の下げトレンドラインのブレイクによって作られた
サポートを必死に守ろうと
ダウで買い下がりつづけることに必死のグリードたち。

無様である。

いまは上昇相場、落ちるわけがない、夢よ再びっ!
といった、執念さえ感じられる買いである。

いまは下げ地合いがやや優勢で、
じりじり下がり続ける下げトレンドラインの上をキープしながら
それにそうように下降している。

以前のアップチャネルラインを割った後、
下の段でそれにそうように粘りを続け
ふたたび、チャネルラインの中に回帰し、
そして、結果、もう一度年初来高値を更新した、
といった少し前の逆転劇を再開したいのか

そこまでは望んでなくとも、思惑より下に行ってしまい
含み損が発生してしまったロングポジションを
せめて解消したいのかは定かではないが、

とにかく反発をさせようとあがいている。

現在、彼らが投売りをいったんしなければならないと考えているレートは
12700〜12800ドルアンダーあたりなのだろう。

こういったフォーメーションの場合、
まあ、戻りを試す可能性もあるが、
やれやれの売り、などという“ゆるゆるの表現”で見られる
現象が最高値更新前に発生しがちであり
その結果で生まれるのは、ダブルトップ
さらなる下げが近い将来に示現する場合が多い。

そうなれば、
テクニカル的にはさらなる下値追いとなってしまうこととなるが、
とにもかくにも、
いまロングでアンフェイバーとなっている連中は
ファンダメンタルズがどうであろうと
指標がどうであろうと、
とりあえず、買い上げ続ける、という手負いの虎と化すこととなる。

もちろん、以前から何度も言っているとおり
すでに中期のアップトレンドを破るには10300あたりまで落ちる必要があり、
大暴落するほど下に行かない限り一気には届かないゆえに、
12800を割れても、次なる押しでまた反転を狙うロングの勢力は現れ続けるだろう。

こうしたザコキャラなのか中ボスなのかわからない勢力を
粉砕し続けていかないとならないダウは
一直線に下げることを困難になっている。

もしもここで一直線の下げが発生するなら
よほどの材料が発生したとき以外にはない。

本日はユーロドルの積み増しショートが
いったん、直近高値を超えたことで切られたが、
再度の下落でさらにショートを組んだことで
トントンのような形となっている。

いまはドル買いといっても、円に対しては同時に売っていたので
追撃のドル円売りの戻り売りの積み増しは
フェイバーとなって、
短期のポジションをいくつか利食い
いくつかをピラミッティングで残している。

こういった流れにおいてはクロス円は動きが取りにくいため
LCも利食いも行われない不動のままながら
一部はチキンの利食いを行い、
ショートを積んでいる。

現在の私の見立てとポジションは
ドル買い、円買い、つまりはリスク回避のポジショニングにつき、

ドルストレート売り、ドル円売り、クロス円売り
というポジションを積んでいる。

ただ、目下、進んでいる地合いは、ドル全面安といった地合いにつき、
直接の恩恵を受けているのは、ドル売りくらいとなっている。

これが、今後、ドルストレートの上昇から
クロス円の上昇に派生し、ドル円が下げ止まり反転するか
それとも、ドル円の下落がクロス円の下落を誘発し
ドルストレートが下落するかが勝負であるが、

こういうときは、ドル円が幻通貨であるゆえに、
前者の誘発の可能性も割りに高い。

そうなれば、シナリオ外れということで、
LCして上の方のポジションを残し
いったん、軽めのポジションに戻ることとなる。

幻通貨の真価が問われるところである。

ドル円が対円のフラッグシップであるならば
円買いの地合いを主導してほしいところだが、
日本が単にあがめているにすぎないドル円は、
幻通貨であるゆえに、
ちょっと頼りないところである。

ともかく、がんばってください。
へっぽこ通貨、ドル円