案の定の東京潰しと、まだまだ続くよバブリーダウ、そして幻通貨円…
主にユーロとなるが、このロング(ドルショート)で突き進んだ東京。
頭打ちとなったところで逆張り。
案の定、その後、東京は刈られた。
ダウは、アップトレンドのチャネルラインを割りつつも
そのレジスタンスに這うように上り、またも年初来高値を狙うような勢い。
どういうフォーメーションでもダウは買い上げるぞ!
というグリードたちの怨念のような思いすら感じる
欲深い上昇が続く。
何度も述べているように、ダウはアップトレンドを完成させ
今後、3000ドル近くは下落しないかぎり
強気を打ち消すことはできなくなっている。
よって、押し目がひねるといつでも買いが群がるグリード相場の様相は続く。
ここにきて幻通貨ドル円に動きが出ている。
現在の地合いは、いつのまにか
株高→ドル高、という地合いとなっている。
ドルストレート売り(ユーロ、ポンド)買い、などのリスク選好相場が生み出されず、
とにかく、株高となるとドル買いという地合いになっている。
ここでバジェットを作るために投機の注目となってきたのが円売りである。
ユーロ買いは乱高下が激しく、ドル売り路線はとりあえず休止ということころだろう。
日銀の金融政策云々というのは、後付の材料に過ぎない。
とにかく、いまは円やスイスなど、逃避通貨を売ってドルを買うという流れが
もっともバジェットが稼げるのだ。
現在は通常のドル売り、円売りという地合いで株高にはついてはいかない。
豪ドルなど、対ドルでは売られている。
唯一買われているのが、ドルカナダという具合である。
現在の相場つきは、なんだかアンバランスで偏っている。
ドルを売るのか、円を売るのかがはっきりとしない。
すべてがドル中心で回っている印象である。
ドルが買われ、円が買われる。
もしくは、ドルが売られ、円が売られる。
このどちらかにやがて相場は引き寄せられていくこととなるように思う。
私の見立ては、ドルが買われる流れのなか
やがて円が買われるように思う。
というか、クロス円、ユーロ円などが
ドル買い、ユーロ売りの流れのなかで、円買いへと派生し
それがドル円の売りに導かれていくように思える。
ドル円の最近の動きは幻通貨の汚名を返上するかのようだが
それはドルの全面高による恩恵によるところが大きい。
ドル高の流れで対ユーロなどの売りに厚みが増して来れば
ユーロ円の売りへと派生し、ドル円もやられるように思う。
幻通貨とは、所詮そのようなものである。