まだ調整

今朝見ると、ダウが年初来最大の下げを見せたようだ。

あれだけバチバチの売りシグナルを発していたら
落ちて当然、という感じもする。

こちらは仕込みまくっておいたドル買いのポジション
がヒットしまくり、
利食いならびにホールドもほぼ完了し、
理想的なポジショニングを構築し終えていた。

現在、ドルベースのピラミッティングは3段くらいにまで積みあがった。

一部紹介すれば、ユーロドルでいえば、

1.347、1.33、1.32

という具合で、100pipsごとにショートポジションを積んでいる。

私の場合は、ただ積んでいくわけではなくて
大きく積んで、利食いしながら、一部アンカーを残す
という繰り返しなので、

かくポジショニングは、現在はライトなものである。

ダウ先物については
昨夜はついに上昇チャネルラインを明確に下に割ったので
なんらかのニュースによって、突発的に反転しない限りは
年初から継続のなアップトレンドは消滅し

調整の下落を継続させるか、
レンジに収まるかといった地合いになろうかと思う。

ともかく、いまは無条件に買いという条件はなくなり
再度の下落を待つか、様子見かという状況であるように思う。

ただ、ダウに限れば、以前に記述した通り
愚かな(?)グリードの無邪気な買い上げのよって、
12869という重要な線を上抜いてしまったことから
明確な下落トレンドは、
ここから3000ドル近く落ちないと説明はできなくなっている。

このテクニカルの支持なし状態を作りげたグリードたちは
何度も言うが、よくもわるくも見事であり、
世界経済がふたたびの大不況に陥った時は
土下座しても足りないほどの、最大級の戦犯たちである。

いずれにしても、
そういうわけでここからの暴落はいまだもってテクニカルからは説明しにくい。

現在の世界経済に照らし、暴落する、という信念だけが
自身の暴落の根拠といってもいい状況である。

また反騰するか、このまま暴落するかはいずれ明らかとなるが、

後者の場合は、どこまでも調整の形状を描き続けるゆえに
多くの人々が買いを閉じるのが乗り遅れる事態となるだろう。

ロング筋のLCの遅れが、急激な暴落をさらに助長させる。

昨夜もその一端のようなもの、であったとすれば

今後の下落も、ひとつひとつが強烈なものとなるだろう。

それを信じたくない、グリードの買い筋と
彼らを叩き落とそうとする、ショートグリードの戦いは
まだはじまったばかりである。

為替で言えば、私の見立ては、ダウントレンドが継続するとみている。

なぜなら、アジア時間にグローベックスの上昇と
ドル売りが進んでいるからだ。

これも何度も述べてきたことだが
東京勢を筆頭としたアジア勢というものは
世界最大のカモであり、家畜である。

彼らを勝たせないために無理筋のポジションを取っているんじゃないか
と思えるほどに、欧米のポジションは、アジアに対して優しくない。

そんな個人的なアノマリーからすれば、
本日のアジア時間の戻しは、格好の餌食となる波形に思える。

こういう状況は、往々にして欧州時間に刈られがちである。

アジアの無謀な(?)逆張リストが、
本日から、ついにロング方向での動きを見せている。

最近までの上げ相場では、
アジア勢はショートという押すという売りの逆張りストで粉砕されてきたが、
その逆である。

いよいよ、相場が反転してきたように思える。

欧州が今回、アジアを刈り取れば、
アジア、ヨーロッパともに下手くそで、アメリカに結局刈られる
というヨーロッパ下手くそ、という汚名を返上し
再び、欧米勢がアジアを刈るという構図に回帰する。

そうなるならば、やはり下げは継続である。

さらに、私が普段感じている相場観で言えば

アジアで天底は作れない!

というものがあるので、このアジア時間の戻しが本当であるなら
昨日の下げを、アジアで反転させたということとなり、
それもまた通常ではないパターンである。

そうなれば、無邪気に逆張るグローベックスとドル売りの流れは
欧州、アメリカ時間で粉砕され、下げが継続
もしくは反転したとしても、アジアを粉砕し
新安値を作った後に、欧州もしくはアメリカ時間で反騰、となるだろう。