ギリシャよ、いいかげんにしろ

どのみちデフォルトチェックメイトにありながら、

トロイカ合意とかいうネタをずっと引っ張り続けるだめ国家。

この引っ張りはいったいなにを意味するのか。

結局、さしたる好機にもならないにもかかわらず、
その決定を先のばしているうち、ドル売りが加速し

ユーロドルなど年初来高値更新である。

これが結局、失望でドル高、株安となれば
不当にバブリーな上げを演出したという意味で
ギリシャはさらなる罪を犯すことになる。

個人的にはそうなると強く思っている。

よっていまのギリシャのあがきは、壮大な茶番である。

ユーロはこれにてしばらく続いたレンジを上抜けた。
教科書的には絶好のロングなフェイズである。

中級者以上であれば、喜び勇んでロングだろう。

ロング! ロング!! ロング!?

と思ったら、意外と伸びない。ダウも上げ止まっている。

ユーロドルのレンジ抜けは、
ユーロのさらなる上昇を決定づけるものではないように思う。

となれば、ドルショートも限界か。

ただ、現在、ユーロショートを入れるのは
教科書的には下手な見本のようなものである。
短期的なトレンドフォローからは、逆行している。

いますぐの時点ではポジショニングは
ショートよりロングの方が上回っているだろう。

ただし、ロングをいくら繰り出そうともカバーのショートがいなくなれば
値はそれ以上上がるのは困難となる。

さらに現在はロング満載でLCも溜まりにまたって来ているだろう。

ここでユーロドルをショートに入れた。

ほとんど条件反射なので、この逆張りが正しいかどうか正直わからない。

一見すれば、レジスタンスを抜き、さしたる根拠はないように思える。

しかし、根拠がなくはない。

ユーロがレンジを抜き去る瞬間に私が注目してたチャートは
ユーロドルでもダウでもなく、

ドルスイスである。

あらゆる株をはじめ、あらゆるドルストレートが高値追いを演じる中で
ドルスイスのみが踏ん張りを見せ、
自身のなかで、絶対加減として考えている、
ドルスイス0.9114をまたも守った。

これで三度目である。

ドルスイス、がんばってる!

ここでもしもドルスイスが反騰すれば、
見事に同値で三点がそろっての下値防衛である。

さらに、ドルスイスはレンジの波形のなかで
二度レンジの上限を上抜き、そのたびに高値を切り上げている。

ただ、そのたびごとにドル安、
リスク選好グリードが叩き落としにかかる。

別にドルスイスのロングがグリードでないとは言わない。
こちらもこちらでグリードである。

いうまでもなく、常に続くろくでなし同士の戦いながら、
こちらは、ドルロングのろくでなしについている。

ドルスイスはすでにロングを保持しているが、ロングを追加。
これに合わせ、1.3260で、ユーロドルも売りを入れた。
豪ドルドルも0.8を限界とみてショート。

ドル売りも株高もずいぶん急ぎすぎている。

ユーロのレンジ抜けはだましであるととらえる。

1.3025あたりをきれいなまでにまもりレンジ内でラリー
そして、1.3230あたりのサポートを抜く。

見事なまでのレンジフォーメーションである。

そう、見事。あまりに見事すぎるのだ。

すべては投機の玉のなせる業であるとしか思えない。

投機がここからさらに上値を追えるか。

日足ではダイバージェンスも発生している。

ボリンジャーも2σに迫っている。

ここからさらに買い上げるのか。

すべてのカギは、株と…
ドルスイスである。

いよいよショートの反撃がはじまると考えたい。

ただ、ロングショートのアタックはまだ終わっている気配はない。

これらポジションもまだまだ劣勢に立たされている。

ドルスイスが0.9114を切られてしまえば、
高値追いのロング勢の勝ちで、すべてがスクエアである。