ここ、ここ!、ここ!! もう駄目……というところを狙う投機

今回こそ天井である!

1.2910アラウンド。

これが抜ききられるようなら、もうショートの相場観は転換する。
1.31が目処とかそういうことではなく、ユーロは底打ちしたと考える。
もうロングしか入らない。
ここまで考えてもいいくらいだ。

しかし、それはまだはやい。
なので天井である。

ここを切られたら終わり!
皆がそう考えていたラインはとりあえず1.285アラウンドだったとみる。
そうなると投機のロング筋はとりあえずそこは破りたい、
さらには1.29も破って見せたい。

こうした押し上げでショート筋のあきらめがはいりそうなところで
さらなるロングをかけるのがグリード。

そして火柱がついにLCを巻き込み、1.29アッパーにまで突き進む。
ショート筋の一部は諦めに入る。
ロング筋はよろこぶ。

場合によってはあせって新規ロングを入れる者もいるだろう。
しかし、この流れ、時間帯から見て、怪しさ満点である。

今回、天井だと予測する最大の根拠は、
時間足で孕み足を作ったということもある。
これは、今回の戻りのボトムでも生じていることである。

ボトムでも生じていたならロングだったのだが、
なにを勘違いしてたのか、1.28のレートあたりまで、それに気づかなかった。
だから、この反転基調に乗り遅れた。

しかし、今回は日足ではなく時間足でそれを作った。

よって、今回こそ、このユーロの戻りは終わる。

時間足が次の時間足に移る瞬間に吹き上げさせ、
さも転換のような時間足をでっちあげることはよくある。
前時間足安値を割っている時間足を無視して、
前時間足高値を超えさせる。だから孕み足ができる。
しかも、時間帯は欧州がもろにしかけてくる時間である。
かなり無理がある時間チャートの仕掛けである。
だから、こういうかたちこそがBuyingクライマックス、と見る。

こうして何日間もグリード丸出しのチャートフォーメーションを
作り続けているがゆえに(だからロングできなかった)、
この最後の火柱(?)のようなレートに相場の転換はまったく感じない。
ほんのわずかの人間だけがつくりあげた
意図的なトレンド突破にみえるダマシ、と見る。

ここで騙された人間はどんどん買いを入れていく。
これは一部の人間が作り出したレートなら、
レートはさっぱり上がらない。それでもみんなが信じてロング。
裏ではこういう連中はドテンしている。
ドテンのショートは当然、ロングの勢いが入っているのですぐには結果がでないが、
もともとドテンした張本人が作り上げた架空のロングであるとすれば
これ以上は上がることはないので、いずれ相場は勢いを失っていき、
提灯ロングのLCは下に積もりまくったところを、
ショートで粉砕していく。

これがこの見立て通りになるかどうかはいまはわからない。
実際、ここ何日も見立てを外されて押し上げさせられている。

ただ、今回の見立てには自信がある。
この通りにもしも相場が動いたとしたら、私はまたも言いたい。
こういうのが人間の屑たちのやり方、だということを。

この推測が正しかったとすれば、
こういう時には、ロングに入ってはならない。
1.285をぶちぬいたとはいえ、1.29の滞空時間があまりにも短い。
このひと伸びは、最後のひと伸びで、
他をひっかけようとする意図が見える。

ロングを入れていた短期筋はここぞとばかり利食いにはいる。

ようやくきたか再下落の兆し。
エリオット波動短期の5波、中期で言えば調整A波。
この見立てが正しければ、このはしゃいだ相場は間もなく終わる。

いまアナライザーたちはいま適当にユーロロングを語り出している。
もしも相場が反転がしきったころに適当ショートアナライズをかける。
なので、彼らのアナライズは、後の話。
こんな戯れ言を待っていたら勝つことはできない。