年末のトレンディ

毎年、年の瀬は値が一方方向に走る感じがする。
相場が薄く、逆指値など値が一方向に走りやすいとかなんとか、いずれにしてもトレンドがトレンドらしく進むのが年末地合いの定番である。

で、現在、走っている方向は、俗に言うリスク回避というやつか、いつもの、円買い、ドル買いである。

結果的に直近のポジショニングは功を奏して、それらポジションの一部を現在、伸ばしているところである。
以前、ホールドのポンド円も、もちろんまだ保有中。利食い、戻り売り、利食い、戻り売りと、リズムもうまくがっちし、ここ一週間あまりで、ポンドがらみは月間のかなりの比率のバジェットをたたき出した。投機のおもちゃだけあって、方向が合えば面白いようにのびるのがポンドである。

ポンドからの派生かどうかはともかく、ドル買いのトレンドにも相場が傾きはじめ、その方向につっぱしっている。こちらもポジションは保有していたので、こちらももちろん、利益は割と確保した。
ドルストレートについては、浅めのLCでいちど、ポジションがアゲインストに若干整理されたが、こうしたポジション処理は保険としてはいた仕方ない。これらも損切りしなければ、いまのバジェットは倍以上だが……と、こういう考えでのLCの遅れが、思惑をはずし相場が逆に走りすぎたときに、めためたにやられる。

グリードうずまく腐った虚業世界が投資の相場なので、欲を持つのはそこで生きていくための必須条件ではあるように思うが、ルールを逸脱した欲は、壊滅的な損失として帰ってくるのもまた相場。グリードなのに損失とは本末転倒である。
よって、理性を保ちつつグリードを突き進む。そうしたろくでなしきわまることを続けていかねばならないのが相場である。

年も迫り、あまり激しい勝負をしてもしょうがないので、ポジションは比較的軽めに整理したので、後は高見の見物である。

今年もなんとか生き残ることができそうだ。