無理矢理ですね……
休日は円高とのアノマリーをひとつまえに触れたところだた、米国時間に入りやはり円高……しかし、株高。つまり全般的には円高の地合いではない。しかし、円高。
そこで無理矢理の円高を演出させるためにポンドが犠牲になった、という感じか。
経過はともかく、ポンド円の下落という見立てはとりあえず当たったようだ。
ちょっと122アッパーあたりで、ぱんぱんにポジションを積み過ぎていたので、半分くらいをショートカバーして利益確定しておいた。
しかし、ポンドの独歩安はすごい……。
下手なトレーダー同志が、ポンドが投機通貨とかなんとか、無意味に(?)戦って、疲れ果てたなれのはてのような感じだ。
弱々の上値アタックを繰り返し、あとはだらーっと落ちている。
とても無様なチャートである。
投機チックに年末相場を戦ったポンドトレーダーたちよ、おつかれさまでした(合掌)。
しかしながら、ポンドは、EUR/GBPとか、ちょっとマニアックに、GBP/CHFなど、ポンドクロス(というか、ポンド自体が幻通貨、クロス感があるが)がことごとく打撃を受けている。
株高の見立てで、その他通貨はドルベースでドル高に持って行けないしわ寄せを一気にうけているような感じもする。
ただ……ポンドは結果としてあらゆる通貨の先行指標としてワークする場合も多い。先行指標通貨としてはスイスフランがかつては有望だったが、スイス中銀の無制限介入などというやけくそのデットロックによってスイスフランはまともな動きが阻害されている。
そうなると、このポンド単独のドル高というのが、他の通貨にも派生するのでは……。
これはちと期待している。
年初、ユーロがバカみたいに上げていったが、それもしばらくユーロがぐずぐずしている間に単独でもっとバカみたいに先行して上昇したのは、他ならぬポンドであった。
いまはその真逆の状況となっている。
同じ結末となるか、否か。