結局切られまくりも……ドル安相場が再開とふたたび予測

ユーロドル、ドルスイスフランとも、損切りを打たれる自体。

逆向かっても逆向かっても打ちのめされる。
こういう相場付きは、最も嫌いなパターン。


グローベックスがとにかくひどいことになってるので、リスク回避で追随されてはどうしようもない。

こういうときは、ファッションでユーロ売り♪とかする人たちが、ひととき(?)の幸福を味わう。

彼らがユーロ売りを諦めることは当分なかろう。どれだけ押し上げられても、戻り売りと称して売り続けることだろう。

では、結局、またも安値をアタックするのか。

年前半のユーロの動き、ユーロ売りを信じていた人々が結果的にことごとく刈り上げられつづけた。

それはともかく、直近のダウを眺めてみれば、

やはり、ドル国債格下げでの、年初来安値割れからの1.17あたりまでのチャレンジは、インチキ上げを手負いの虎がやってみせた、というところか。

それは機関投資家か、投機筋かはわからないが、ロングを張って、下落に乗り遅れ偉い傷を負ったが故に、インチキな上げを演出した。

で、結局は下落の再開。
底打ちはなかなか見えず、ことごとくサポート、レジンスタンスを突破され続ける。
ともかく、結果、予測を外してしまった……。

手負いの虎は、なんとか最後の買い上げで売り逃げ、ようやく売りに切り返して、今度こそ!というところだろうが、手負いは手負い。

相場観が間違っているので損をかかえるわけで、だから無理矢理インチキを作るしかない。

彼らは方向性は常に間違う。だから、このまえの無理矢理の上げをやったまでで。
ということで、こんかい反騰がくれば、こんどはインチキではなくて底打ちという流れが来ると見る。

手負いの虎が喜び勇んで売ってはみたが、今度は踏みあげられて、再度、手負いの虎と化す。要は往復ビンタ。

よって、ここからの戻りから、もしまた押したとしても、今度はその下げがインチキ相場ということになる。売りでやられた手負いの虎がインチキの売りを演出する。

それがこれからはじまる相場、と見ている。

今日は、損切りラインをいずれも抜けてしまったが、ユーロドルは切り返し、当面のサポート1.32越えアッパーへの維持と、ドルスイス0.92でのもみ合いでの不動が発生しれている気配。

それを考えれば、やはり底打ち感は感じられる。
ここから押しが来ても、今度はそれがインチキという感じがしてきている。

よって、引き続き、ユーロドルの上昇とドルスイスの下落、つまりドル安相場の再開を予測する。

損切りは直近の安値。

みんなを不安に陥れているこの下げ相場。
これは、ついに終わる。

これからちょっとした乱高下的な動きを見せながらも高値を追っていく雰囲気をつけ、
今週の米雇用統計で予測を上ぶれるなり、よい結果となって上昇を確信として加速させ、そして、ドル安相場に再び回帰する。

これが、具体的な予測だ。

雇用統計がどうとか、指標がどうとか、はともかく、どのような結果が起ころうと、
きっと景気が回復するわけではない。

もともと、年初前半のリスク選好も、景気が回復していたわけではない。
雇用なき株高を演じていたまで。

シナリオにもしも景気回復期待というのがあったとしても、あくまで期待なだけで、実体経済はグリードたちの実体経済になんら貢献しないハイレバレッジの投資や投機といった虚業によって、疲弊し続けさせられている。

今年前半の相場は、ギリシャがどれほど悪かろうが、なにが起ころうが、そういうものは一切無視で、好意的な指標にはことごとく反応、無理矢理、株とリスク通貨の買い上げが発生した。ユーロドルなどは金利先高でユーロ高とか、金は高騰とか、なんでもいいが、とにかくそういうふうにして相場は展開してきた。

相場のファッションは実体とは常にかけ離れている。

株や債権、通貨が景気の反映という時代はとっくに終わっている。

株高も債券安もリスク通貨高も、単に、投機のおもちゃとなって浮動するだけ。

投機は相場に実は影響はなく、実際は、実需があらゆる相場を支えている、という持論を唱える方もいるが、私はそうは思わない。

経済はこれからも相場とは乖離した状況が続く。
実体経済は、そのとき辛い状況かもしれない。
または、底打ちが見えてきて明るき兆しが見えているかもしれない。

ただ、それらのいずれもが、
いずれにしても、相場の動きは関係がない。

ということは、現在下げ相場も世界の景況感の不安などというのは、後付けであって、ただ、下がっているというだけにすぎない。

よって、ギリシャが破綻しようがドルが破滅しようが、そんなことは実はあまり関係がない。

唯一言えるであろう事は、なんやかんやと言ったところで、ファンダメンタルズから照らせば、世界の趨勢はやはりドル安。

ということで、ショートが好きながら、今後は、リスク通貨ロングでの勝負が吉であると考えている。