さらに、スイス安相場もそろそろ終わる

ユーロの予測に加え、その相対通貨ともいえる、スイス。

これはユーロが上がれば、ユーロスイス高の牽引により、スイス安となる、というのがセオリーだが、現在はユーロ安にもかかわらず、スイス安。

これは、完全にスイス当局の無制限介入が生み出した、歪んだ相場。

たった一国の対応ながら、それが現在はワークし、それがひいては、スイス中銀の評価(?)のようになっているような状況。

ファンダメンタルズを無視して、相場を歪めた報いは必ず訪れる。

ダウの上昇をはじめとする、景気を無視した株高なども、そう。

現在、世界最強通貨はやはりスイスである。

それがどんどん安く進むという、相場操縦は、いつかかならず報いが来る。

人工的に相場は操作できない。

よってスイスはそろそろトレンド回帰する、と予測する。

ドルスイスでいえば、0.92を越えることはないだろう。

ユーロスイスの予測は秘密。

いずれにしても、現在のスイス安相場はやがて終わる。

そのときにスイス中銀がいくらあがいても、その流れには抗えない。

本当に無限介入を行えば、一時的に相場を再度歪め、その上昇を食い止められるかもしれないが、それもまた大きな副作用となって、スイスならびに世界に大きな影を落とすことになるだろう……。