さすがにやりすぎ……

トレンド・イズ・フレンド……
まあ、なんでもいいが、

ユーロ円101円台、ポンド円117円は、
さすがにやりすぎ、はしゃぎすぎ。

逆張りストアジアが、先週、金曜日のダウひけプラスから
なんと売りで逆ばってきた。
アジアの本領発揮である。
ひさしぶりに見た。
異常なレートでもグローベックスが下げ、レンジがあれば売っていく。

馬鹿にしか見えない。

ドル円ならばともかく、
こんな価格帯の円高は、普通に異常としかいいようがない。

たしかに、豪ドルやNZドルなどは、少し高すぎたかもしれない。
しかし、最近の欧州通貨は高すぎたことはない。

そこで、さらに下がる。よってトレンドフォローですか。
まだアジアンタイムにつき、
愚かな順張り風の、実は逆張りストの可能性が高い。

愚かな順張り(なふりして逆張り)は、狩られ、
相場の転換点になることが多い。

そうなったとした、本当にアジアは馬鹿の馬鹿で、
もうつける薬はないといえよう。

ともかく、逆張りストの
順張りに見えて、結局、NY値の逆張りにより、また底割れが生じている。
このまま続落なのだろうか。
続落するならしてもいいが、
グローベックスの押しひとつを持って、
為替相場をここまでの状況に持って行くのは、かなりの異常である。

しかもその主導は、アジア逆張りスト。
彼らはカモであるだけでなく、
やはりカモらしく頭もどうかしているのかもしれない。
家畜脳というか、なんというか。
ともかく、本日デイタイムの下値追いは、
つくづく愚かとというか、狂っているとしか言いようがない。

こんな相場で勝てるなら勝ってよい。
この期に及んでは、そんな勝利は羨ましくない。

ここまで円高にさせた、ご褒美くらいあってよかろう。
むろん、この円高は日本が強いわけではない、
欧州安などが、安全通貨の高騰をもたらしている、という理屈はいいだろう。

しかし、欧州およびポンドが日本に比べ、ここまで低位か、屑か……。

リーマンショックの価格帯に迫る、いや、もっとすさまじい円高

これは狂乱の相場である。

為替の価格は相対価格であり、絶対価値はなく、
よって、安値、高値などはない、とはいえ。
何十年もの国際貿易に基づく価格形成において、
これはとにかく異常である。

こんな異常事態、長続きするわけがない。

いまのトレンドから逆向かうが正しくないとしても、
現在、順張って売りに入るのは、グリードだけである。

あまりの異常さに、ユーロ101円台の差し込みでロングを入れた。

テクニカル分析はともかく、
肌感覚で、現在の欧州クロス円相場のレートはとにかく異常である。
ドル円だけを主軸として、
その状況に一切の手立てを講じない、日本当局も異常である。

ユーロは100円を切るというアナリストもいる。
チャートからテクニカル分析すれば、たしかにいってもおかしくない。

ただ、ユーロが100円を割るとか、100円に迫るとか宣う諸君。
もしも、その前に相場が反転したら、土下座して謝って欲しい。

102円で売りをかけた人が、反転基調につかまって、
110円なども抜くほどの戻りを見せたとする。

だから、そのときは、108円に損切りを置けとかなんとか。
それは取りすぎだっての!

とにかく、
何でもかんでも、テクニカルを追えばいいというものではない。
そんな機械的な分析でいいならば、自動売買で十分だし、
人間が分析する必要はない。

そんな分析なら、人間は機械に任せ
ダブルトップやトリプルトップ、フラッグや、
チャンネルライン、フィボ、P&Fまあなんでもいいが、
まあ、そういう設定を組み込んで、機械が分析させればいい。

テクニカルを盲信し、
ファンダメンタルズを後付けてくっつけ(ソブリン危機だ、ギリシャ危機だと)、
それによって、なにも頭を使わずに、ターゲットを測定するから、
そんなターゲットが平気で設定される。

ともかく、現在のクロス円は、
理論値と現実感が乖離されすぎているように思えてならない。
私は、この期に及んで売りで突っ込もうとはとうてい思えない。

本当に愚かだ……反吐が出る。