あいかわらずリズムが合わない……

昨日のEUR/JPYはその後上昇を見せていたが、結果的にFRBがどうとかで、引きずり下ろされ損切りにヒットしてしまった。

いちじは105円も除き、ユーロ円ロングポジションはフェイバー状態だったのが、突如、真反対。

結果、ターゲットには背中も見えないほどの距離で触れもせずに(まあ、106円などとしていたので)、損切りにはしっかりかかった。

ということで、その他、ロング関係も軒並み処刑された。

やはりドル高相場、リスク回避相場なのだろうか……。

今月初頭までは強烈なドル高相場観ではあったが、誰も彼もがあまりにもそういうトレンドを吹聴しているのをみて、なんだか揺らいできてたのは、たしかだ。

誰も彼もがドル買い。まあユーロドル売りでも、ドルスイス買いでもいいんだが、ドル円という、その他クロス円には足手まといにしかならない幻通貨以外は、ストレートがらみで見事なまでに、相対通貨が売られている。

誰も彼もがドル買いで、QE2も終わった今となっては、ドル売りするのは時代遅れの馬鹿の見本、みたいな空気が満載している感じ。

ギリシャショック後のユーロ売りが正義、のような立て続けの下落っぷりではないが、それみたい、とすら思える。
あの当時は、私も頭も使わずユーロ売りで、まあ、勝つは勝ったが、あのユーロ買うのは馬鹿の証明、的な一方的な相場付きは、ショートしているこちらが実は馬鹿になりそうなほど単純な下落だった。
勝っていながら馬鹿馬鹿しい……と毎回、嘆息していたことを思い出す。

トレンドフォローが相場の要諦というのは、わかるけれど、今起こる、これだけのドル買いファッションならば、誰がドルを売ってカバーしいるのだ。あ、私だ。……とこれは、以前のデジャブのような。

FRBもまあ、意味はないとはおもうけれど、また緩和策でがんばる感を出していた感じもする。まあ、すべて感じ、というだけで、なにをやったところで、あ、そう(特にアメリカは悪いので、なお冷める)、くらいなのが私の基本の相場姿勢なのだが、市場はドル売りで秒速反応していた様子。なにを期待していたのかというほど、満足行かない様子。
あとでチャートを冷静に見れば、まさにSell the Factを地でいくような、ど反転っぷりだった。

しかもグローベックスもあーあ、と思うレベルになってた。

そこに逆向かったのである。売る阿呆に、売らない阿呆、同じ阿呆なら売らなきゃ損損、的な流れに見えたが、阿呆になりたくなくて、逆向かった。やはり阿呆の方が幸せだった。世の中、そんなものである。
阿呆ではないかわりに、これは明らかに馬鹿だった、といま思う。

ただ、以前の逆向かいはそれなりの根拠があったが、今回は根拠がほぼない。猫も杓子も、ほら、そこのあの人ですら、気軽にドルを買っている。そのお手軽さに、相場をなめんなよと、意地になっている自分がいたのはたしか。
ただ、レートを見た瞬間にに意味なく逆向かいしている私の方がよっぽど相場を舐めていた。

ただ、こんな意地よりも、この期に及んでは、素直にドルを買っておくのがよかったのかもしれない。阿呆になれ! それができずに後悔したことは、一度や二度ではない。

いまはリスク通貨売りもトレンドにつき、上のターゲットには息切れし、下の損切りは見慣れたライン下などに置こうものなら、下押しアタックを受ける。

しかも、本日久しぶりにレートが見られた時間が、FRB近辺で、いきなり下落が走るさなかに、何を思ったか、さまざまな気持ちの前提のみで逆向かう。

一昨日の根拠ある気骨の逆向かいとはまったく違う。

チャートも見ずに買い下がったので、後でチャートを見て青ざめた。なんで、こんなところで買いをいれまくっていたのか。

しかも、またもや豪ドル円をロングしてしまった……で、切られた。で、いくつか含み損のポジションがホールド。水曜日のスワップデーの誘惑にまたかられる。

豪ドルは本当に相性が悪い。なぜか、買っても売っても負ける。豪ドルは株価に素直に連動するのでそれに合わせれば勝てる、などと聞くけれど、その株価の素直(?)な動きとやらが読めるなら、とっくに株をやっている。その前提となる株の動きはどうやって読むのだ、という疑問がいつもある。

とか言っている間に、豪ドル円はとりあえずの下値目標77を割り込んだ。
強烈に豪ドル売りの相場観をもち、その目標に届いたにもかかわらず、最初はまだしも途中からは、ターゲット到達まで、連敗が続き、結局、到達にもかかわらず、負け。

おそらく豪ドルの上げ局面で下落を信じて、長いことショートをホールドし続け、スワップを払い続けたストレスがまだ残っているのだろう。
そのときは、結果、そのショートは勝てたにしても、そのときとて、最初は素直に勝たせてくれず、ポジション保持からはずっと踏み上げを耐え続けていた。

豪ドルは初回の下落である程度スクエアにし、ようやく肩の荷が下りた後、実はもののけは(?)下りたままだった、ような感じだ。

次の戻りがきたときに、売りを躊躇する自分がいたのだ。
ここまでの押し上げがやはりかなりのストレスになっていた。

で、押し目買いがなぜかプレッシャーなくできた。それで負け続けた、豪ドル。
そして今日まで、戻りで売るべきところで見逃し、ポジションがあれば、下値で利食いできたのを、エア利食い(もしくはエア・ホールド)しかできず、まあエアなのでポジションなしにつき、結局、買ってしまう。

アップトレンドなら絶妙な押し目買いであるかもしれないが、トレンドが真逆につき、見事なまでに負けを叩き続ける。もう、わざとなんじゃないかと思えるほどだ。まだ、押しで買っているだけ、損失が軽減されている……とは、完全に負け惜しみ。

豪ドルは二度と買わないと宣言しながら、何度も買ってしまう。
やればやるほど、大嫌いになる通貨である。豪ドルは大人気、というのが、私には無理かもしれない。その恩恵にあずかれたことがないからだ。

FXで折れるつもりはないが、豪ドルは本当に折れそうである。
初心者時代から今日まで、自分なりにいろいろわかってきたあとにおいても、結局最後は負ける通貨。

勝つときはまあ、敏感通貨ゆえ、もういい、というかなり先まで敏感に反応しまくり勝てるけど、負けるときは、もういい、といっても許してくれないほど敏感に反応しまくる。

とにかく、なにをやっているんだろうか……最近、ちょっと疲れている。

今日のトレードは今年ワーストなできである……。