幸せ(?)なレンジ、格差社会のようなトレンド

今週はちょっと忙しく、昨日以降、トレードらしいトレードはできない。
記録をつける時間もあまりない。

あえていえば、昨日の東京プチ順張りにに対し、EUR/JPY104.04円あたりで、ちょびっと打診買いを入れたくらいか。

ここのところ、EUR/USDはやや振り幅を持った、レンジチックな動きなイメージにも見える。

日本人の多くはレンジの上で売って、下で買い戻しているイメージ。

しかし、

私はレンジの下で買っている感じだ。

中期的なトレンドから俯瞰すれば、まだまだ私の方がKYな感じだ。

ただ、雌雄はいまだ決せず、レートはレンジのなかを漂っている。

その上下動のおかげで、ショートの方も、ロングのKY(?)も、
一瞬、損益はクロスしたり逆転したりしながらも、互いに揺れ動いている。

いま、私以外(?)の多くの日本人はちょっとの戻しですら売りを入れている。
まるで、ユーロの下落に自信満々といった趣。

他方、私は、きつめの押しに、びくびくしながらも買いを入れている。

たがいにレンジの端(これは重要です)でポジショニングしている限り、
レンジ相場というのものは、その中間地点で決済すれば、互いにwinwinな感じとなったりする。その意味では、ほのかにお互い幸せかもしれない。

その勝利に自信を深める人も多いかもしれないが、
私がもっとも不安定な気持ちになるのはレンジ相場のときである。

しかし、一旦、レンジを越えてしまうと、それがダマシでないかぎり、どちらかが、確実に負ける。酷い的には逆を張ってもあきらめず(損切りしない)、それでも報われなかった場合、絶望的なまでの結末が待っていたりする。無論、順ばったほう、欲を追い続けた方は、想像を超える勝ちをもたらし、ある意味で大きな追い風状態で相場を追える場合もある。

それは、ある意味で格差社会に似ている。

日本人はレンジディールを好む人が多い。

それは、格差社会を嫌う、その気質に由来しているのかもしれない。