逆張り市場は、もう勘弁…アジアよ、なぜ、そんな逆バリスト…

結局、ユーロ・ドルの売りはとりあえずすべてクローズし、ロングに切り返すこととした。

ユーロがショートという相場観はまだ多くの皆様と同様、それほどの変化はないが、徐々にその自信に変化が起こってきている。少なくとも、一直線に下落していく、というイメージはもうなくなっている。

落ちるとしても強烈なスイングをかけていきそうな予感の方が強い。

ということで、とりあえず、ポジションをひっくり返すこととした。
が、逆張リスト東京タイムからそれをはじめてしまったおかげで、ポジションニングが少し早まった感じがする……。

逆張りストはレンジの値幅さえあれば自信をもって逆張りしていく。昨日はやや戻しがあったし、逆張りするには結構な値幅が取れる。

で、朝からそれを後押しするがごとくダウ先物、つまり、グローベックスが押す、ときた。

格好の逆張りタイム!

逆張りストとしては、準備万端である。
……嗚呼、あほくさ。

ということで、逆張りストがはしゃいでいるところへ、逆向かうというのは、ある意味で無謀だった。
すぐにへたれるかと思いきや、先に述べたとおり、昨日からのレンジ幅がけっこうあるものだから、そのはしゃぎっぷりはなかなか止まらず、ポジションを取ってからも、差し込みが意外と深く、値持ちがかなり悪い状況でのポジショニングとなってしまった。

現在のユーロドル・ロングの平均値は、1.3657。
ターゲットしては、1.37後半から1.38あたりを当面の目標としているところではある。

しかしながら、本当に思う。
やはり東京時間は、あらゆる意味でどうしようもない相場で、参加するだけ無駄だと思う。こんな悪い値でのポジショニングは、欧米の時間タイなら順張りしてもいいラインであり、逆張りして取り残されるラインではない。かといって、東京時間で順張りしたところで、欧州以降に刈られるのがオチ。
つまり、順張りしようが逆張りしようが値幅も取りにくく、損だけ大きくなりがちな、ハイリスクローリターンの相場が東京アジア時間である。

値幅が小さいからセーフティだと思いきや、全時間帯のなかで東京時間が最もリスキーであると思う。

東京市場は値動きが緩やかで思わずポジションを取りそうになるが(しかも本日はポジショニングしてしまったが)、以後、本当に!気をつけたい。
こんな相場参加するだけ、時間と体力の無駄である。

よほどの相場急変でもないかぎり、東京市場は新規ポジションを作るというよりは、無視、もしくは決済などを考慮する時間だろう。

しかし、東京の逆張りストたちは本当に嫌になる。
グローベックスが下がったからといって、また脊髄反射のようにショート。これでトレンド発生ならばいいのだが、だいたいが欧州時間に刈り上げられるための、押し目や戻りの値段を用意しているだけ。

今日もまたそうなるかは、まだわからないが、
またも高値を更新していくようだと、本当にアジア時間は馬鹿なんじゃないか、と心底思う。
これまで、同じやられかたを何百回、何千回と繰り返してきているのに、まだわからない。

まあ、何度も同じミスを犯しているのだから、すでに相当に間抜けというか、だから、欧米勢に下手くその烙印を押されて、押し上げや押し下げを簡単にされてしまうのだ。

欧米勢の奴らからすれば東京アジア市場は、カモ中のカモであり、舐めきっているのだろう。
だから、欧州勢は例えば下げトレンドに東京が順張りしてきたら、トレンド逆行でも強引に逆張りで踏み上げてくるし、下げトレンドで東京が逆張りしてきたら、下に叩き落としてトレンドを継続させる。

その自信はポジショニングがアジアという舐めきった認識の上から成り立っているのだろう。
そういうのでさんざんこけにされて、それであっても、見返してやることもできず、どんどんカモにされ、どんどん萎縮した結果が、東京のしょぼさかもしれない。
何十年にも亘り、これだけけちょんけちょんにやられてくれば、そのようになってもおかしくはないか、とも思う。

ともあれ、アジア時間は彼らの縄張り、
その逆張りストの逆襲によって、本日は大失敗のポジションが……。

ユーロドルをロングに切り替えるとき、ドル売りへの転換なので、なんと豪ドルドルもひっくり返してしまった。

昨日、豪ドルは売りだとあらためて、確認したところだし、いまEUR/AUDがちゃくちゃくと上がっているのに、豪ドル売りは自殺行為。

グローベックスの下げにまた敏感きわまる反応をAUDは見せて、下を守っていた1.0250あたりのサポートもあっさり突破。

あえなく、豪ドル関連は損切りの嵐となってしまった。

このブレイクを狙ってずっと豪ドルドルをショートでホールドしていたのに、その一歩手前で外すとは、痛恨のミスだった。
やはり、私も日本人。そんな突っ走れないところがまだまだある…。

資源通貨は強烈なショートの相場観であったし、それはいまも変わらない。
パリティ割れすら全然あり得ると思っていたのに、なんでこんなところでドテンしてしまったのか……。

しかも、豪ドルは日本人のみならず、世界中がロングでぱんぱんになってる。雪崩れるときは、ユーロより激しい下落をすると確信している。

おそらく、本日の大失敗は、ドル買いという認識から、AUD/USDを買い戻してしまったということ、そこからポジションをよりによって積んでしまったのは、アジア時間での売りなので安心して逆向かってしまったことと、水曜日はスワップ金利が3日分つくため、その欲もありロングを立ててしまった……。

ただ、豪ドルはオセアニア通貨につき、東京の未明あたりからメインタイムまでにきつい差し込みがきやすい、ということも忘れていた。豪ドルはオセアニア勢も積極的に参加しているのだ。
だから、日本ベースで取引されやすいドル円、ユーロ円などとも少し違う。

しかし、スワップが3日分とはいえ、1lotにつきたかだか300円かそこらのスワップのために、その数百倍の損を出してしまう。自らもプチグリード化してしまった。

さらに、すべて損切りすればいいものを、そのいくつかはまだホールドしている。未練プチグリード・ホールドとでも名づけておこう。

再度の戻りを待ち、もう一度、売り直しのチャンスを窺いたい。

ただし、敏感通貨につき、一度跳ね上がるとなかなか止まってくれないので、戻りでの叩き売りは、本当に慎重にやらないとならない。

現在はロングを持ってしまっているが、豪ドルに関して言えば、ユーロ以上に下がるという相場観が強い、いま下落する通貨を選べと言われたらそのトップに即座に挙がる、という通貨である。

いま豪ドルをロングしている人たちを私は信じられない。

ただ、自分もプチグリードでいくつかポジショニングしてしまったのが、哀しいところだけれど…。