明日の戦略

明日は、日経平均は続落するだろう。

相変わらず日経平均のサポートなどはまったく知らないが、大きなサポートの手前までは破り続けていくと見る。

その大きなサポートが8500だか8400だか知らないが、それを破るかどうかは、ダウにかかっている。

現物時間までの、グローベックス(ダウ先物)のレベルで、10900ドルを割り込んでしまえば、日経の大きなサポートのみならず、あらゆるサポートはあっさり切られるだろうし、ロンドン時間またはNY時間まで切らなければ、東京時間では多少は途中で下げ止まり、後場あたりでは反発、暴落は火曜日に持ち越しという流れとなるかもしれない。

まあ、どちらに転んでも、いまの下落はもう止められないと思えてならない。

ただ、ダウ先物とて、アジア時間はダウとはいってもアジア勢の売り買いがメインになるため、動きはアメリカ系日本人、みたいな見た目はアメリカ中身はへたれな東京ダメトレーダー(ちなみにこれは銀行や証券でのプロ!のトレーダーのことを評しているのであって。個人投資家の方々を見下しているわけではございません)のプロのポジション(!?)とやらの、レンジチックに動きになりがち。

ただ、ダウがサポートを守ろうが守るまいが、基本は売りの戦略以外にない。

もしも、サポートが割れるなら、速攻で順張りで、ショートをかける。

もしも、サポートを割らなければ、またもおばか逆バリが東京ではじまるので、その場合は、上がりきったあたり、もしくは、ロンドン時間の手前あたりでつけた高値あたりから、バックをちょっと直近高値の後ろにおきながら、ショートポジション。

どちらにしてもショート。

このときに、まずやってはならないのが、
どちらに転んでもロング! ユーロ円買い、などです。

これをやらかすと、まあ、戻す場合もあるにはありますが、戻さなかった場合に、ポジションのボリュームによっては、自殺したくなるほど負けられます。

ということで、ここではドルストレートにしても、円ベースにしてもショート(ex. EUR/JPY,EUR/USD売り)という前提で考えていくとして、

そのショートポジションの構築は、
値幅を取るのだったら、おばか逆バリの「thanks for 売り場提供!」 のタイミングで、戻り売りをかけた方が値幅も行きそうにも思うけれど、それが意外とそうでもなかったりする。

逆バリストはどちらにしても狩られるさだめなのだけれど、サポートを一度守ったということで、ロンドン、NY時間での二度目のアタック(これで、まず逆バリストはどのみち狩られます)でも、サポートが守られたら、欧米時間に一時的な反転を見せる可能性がある。

欧米時間の反発は材料がそれなりにあるので、東京のそれよりも遥かに怖い。その戻りは、だましや下手くそトレードの足跡でなく、ちょっと強めに戻しのアップトレンドが発生する可能性もある(結局、どこかで落ちるとしても、そのピーク時間が長い。下手すると数日)。

そういう意味では、東京時間から続落、ロンドンで一度戻しがきて、東京勢が狩られつつの、NYでまたも下落、みたいな形の方が結果的には勝てたりする。

そういう意味では、戻すにしても、続落するにしても、15〜18時台ではロンドン勢に逆方向で狩られる動きが起こりかねないので、ダマシの東京タイムはポジションを持たず、東京のひけあたりから出動するのがベター。

狙うメインは豪ドル、サブがユーロ。対ドル、対円での下落を追っかけたい。

豪ドルは80円、1.04ドルをそれぞれ切るかどうかが勝負。

ここで意外と鍵になるのが、オセアニア時間。

オセアニア勢は、なんだか大陸仕込みの超順張リストなので、ここで金曜からの窓をあけるくらいの勢いで、いきなり、上記サポートを破る可能性は結構高い。

そうなると、東京時間の中盤かヨーロッパの序盤あたりで、その窓埋め的な戻りが起こり、それが勢いづいて、短期的な戻りアップトレンドが発生しかねない。

オセアニアはグローベックスが跳ねようとも、調子に乗って逆バリスト!のような東京勢がよくやらかす、おっちょこちょい、かつ、おばかなことはまずしない。

様子見で動かさないか、一気に割りに行くか。

前者の場合は、上記戦略(どちらにしてもショート)という形で問題はないが、後者の場合は、その下落の勢いによっては、やや警戒をようする。

あとは、現時点ではもっとも可能性が低いが、当局の介入。

これは最も可能性が低いだけに、発生したら短期的には最もインパクトが大きいものになる。

当局は、ドル円日経平均株価だけを見ているんじゃないか、ぐらいの動きしかしてこない。

明日はドル円はそれほど下落の警戒はないにせよ。日経平均の下落がきつすぎるとまずは黄色信号、条件1(日経の下げ)が成立し、つぎにクロス円がつられて、強い下げを見せすぎて(この段階ではまだ黄色信号のまま)、それに釣られてドル円まで下がりだして円高発生(まあ、クロスではすでに発生しているが)が起こってしまうと、条件2(ドル円の下げ→当局にとってはこれだけが円高!)が成立で赤信号が灯りまくる。

アメリカラブ!!!
そのドルが下げ!!
これは円高、許してアメリカ様!!
アメリカ(無視)
ありがとう、アメリカ様(勝手に解釈)!
で、介入!!!

というシナリオはありうる。

そういう意味で、もしも自分が資金の大量にあるヘッジファンドとかなら、ドルストレートでの強烈なドル買いと、ドル円以外での強烈な円買いをかまして、円高ドル高に持ち込みながら、ドル円は動かさない、という戦略を取る。

いずれにしても、明日がどうなるかは、興味深い。

明日、ダウがどの時間タイであっても10900ドルを割り込んでしまった瞬間に、ダウの年初来安値突き破り暴落へのチェックメイトとなる。