ユーロは下げない!
ユーロはいままたもやフィクションにによって、押されている。
まあ、フィクションではないんだけど、ギリシャがデフォルトしたとしても、ユーロは揺るがない。
ギリシャデフォルト→脱退→ユーロ健全化
で、むしろユーロのファンダメンタルズはよくなるくらい。
一時的な押しを囃し立てるために、またどいつもこいつもあっちむいてほいなアナライズを繰り返している。
なんだかんだ言って、1.2割れから1.4越えまで行ったのはなぜか。
ユーロのやばさではなく、アメリカのQE2とかムチャクチャの政策のため。
要は、ユーロがいかに悪かろうが、アメリカはもう終わっているくらい悪いので、相対的に上がるしか選択肢はない。
ただ、アメリカはユーロにさえも置き去りにされると、もはや基軸通貨の価値は皆無と世界に断定されてしまう。
なので、せめてユーロだけでも押しておいて、アメリカの際だった悪さをごまかそうとしている。
なんどかそれが奏功し、ユーロはがんがん押されるが、上がるときは、それ以上に上がり、いまの状態。
もう一押しは来るかも知れないが、1.4は割れない。
しかし、某アメリカの超大手投資銀行はあいかわらずえぐい。
雇用統計の予測を、ただでさえかなり悪いのに、さらに下に引き下げている。
さすがは数年前に原油相場をレポートで200ドル行くとか言っておいて、裏で全力売りしていたという噂のある、あくどい銀行だけはある。
あれで、どれだけの人が損をし、この銀行はいくら儲かったことか。
そんな届きようがない数値を設定するところが、いかにも上ぶれを狙って、株をさらに上げたい証拠。
ただ、昨夜その準備をしていたら、昨日のISMでいきなりがんと伸びてしまい、その上ぶれインチキ予想はいらなくなったが、組織でフットワークがそんなすぐに対応できないので、そのまま、そのとんちんかんな数値を出した。
で、いまユーロ危機をふたたび囃し立てて、数値が上ぶれて株が跳ね上がっても11700まで届かないところまで下げておく、と。
今回の雇用統計は予想は上ぶれるが結果は悪い、と予測。
なので、一瞬はドル安に触れつつも、じわじわとドル高に持ち込まれていく。
彼らがいまもっとも動かしたい通貨はなんだ……。
おそらく、ターゲット1.08を諦め利食ったオーストラリアドルが、下げ余地が大きく、メインターゲットにされている予感。
今夜は最初は予想上ぶれから跳ねるが、株安が加速し、資源通貨が押し押しになると見る。
そういう形勢逆転をかの銀行は狙っている。
で、いま主役的なユーロのからみではじわじわとEUR/AUDが上がって、豪ドルの下げを後押ししていきそうなので、ユーロはいまの値幅からそんな動きは今後はなさそう。
ユーロに強いフォーカスを当てておきながら、狙いはまた別のところ。
汚らしい連中がよくやる手口。
もし、この予測が外れたら、汚らしい、という発言はお詫びします。