ようやくドルの息の根が止まるか否か

というか…ドル円など、
短期足レベル(といっても4時間足ベース)では、
とっくに安値更新での完全なダウントレンドに突入している。

こんなドル売りの大チャンスにもかかわらず、
今週は月曜から本業で、相場にはまったくかかわれず、今晩になって
ようやく全体の流れを見られるところだが、
すでにドル売りが加速していた。

週と月が同時に変わったのが12月であるが、
12月に入った途端、がらりと景色が変わったような感じである。

ずっと注目していたユーロドルが、先週、なんとか1.13を守り抜いたことが
やはり、それなりにワークしたようで
ドル円の死にざまとは対照的に、ユーロドルの戻りも元気である。

月が替わると地合いが一気に転換することが多く
また12月は1年の終わりの月で、
欧米にとっては日本の年度末3月にような、年度末にあたるとかいうのも聞いたことがあるが、
過去をみても、12月相場はいったりきたりというよりは、
わりかし一方的に走ることが多いように思える。

先週に述べた通り、ドルの高値を支える柱(金利、株)は、すでに瓦解寸前であり
買えばだれでも勝てる、といったような、お花畑相場は終わると見立ててはいるが

結局、ドル円は113.80あたりまで高値を更新し踏ん張ったのちに
下落してきたので
やはりトレンド転換には、本当に時間がかかる、というのが実感される。

で、今夜NYから相場を眺めることになるが
今夜は強めの経済指標もなさそうで、トレンドは継続しそうな気配である。

ただ、ドル円については、112.70というのは、
とりあえずのサポート位置にさしかかりデリケートな位置となる。

さらに、1日の平均値幅も現時点では大きく超えての下落で
ここからさらに下落が進むかどうかは、いまの第一印象ではよくわからない。
もう少し、全体を精査してみれば、さらなる下落に確信できるかしれないが
さすがに、NYでわずかの戻しもないまま一方的な下落もないように思え
とりあえず、様子見である。

まず、ドルがついに反転下落、おめでとう。
と勝手に、脳内で小さな祝賀会を催しつつ、相場をしばし観察したい。