ユーロドルも三角持ち合いのなか

よくよくチャートを見直してみると

以前、ポンドドルで述べたのと同じように
ユーロドルも三角持ち合いを形成しているようにみえる。

まあ、トレンドラインというものは、描き手の主観にかなり依存するし
どうとでも引くことができるため、
そこに客観性があるかどうかはともかくだが、

実際、上下に描いてみたトレンドラインは、
上下各方向にがちがちに取り囲まれ
実際、ユーロドルもそのなかを超えられず、そのなかでの動きに終始している。

あれからユーロドルは、安値をさらに更新し、
1.1330も割れて、下落を継続しているが、
ドル円が113.60から頭打ちの状態で動きが鈍い。

これが何を意味するかといえば、

ユーロドルの下落と、ドル円持ち合いに掛け合わされた
ユーロ円が引きずられて、悲惨なことになっている。

で、ポンドはどうかというと、下落はそれほど激しくない。

その原因はユーロポンドで、ユーロポンドもえらい下落を進めている。

ユーロは現在、主要通貨すべてに対して弱く、
ユーロの独歩安状態である。

テクニカル的に見れば、前日安値も割り込み
下げ加速の形状となっているため
下落はわからなくはないが、ユーロのみがこんなに弱い、
という意味が、現時点のニュースなどからはよくわからず、
とにかく現時点では、テクニカルムーブのみで下落が進んでいる、としか言えない。

月末というのもあり、もう今夜は、なんともいえない動きであるが
月足で言えば、陰線で終わるか陽線で終わるか、微妙な状況にある。

しかしながら、ユーロドルの今月の月足は、現時点では十字線に等しい。
それだけまともな値動きがなかった、ということである。

その意味ではポンドドルも同様で、

それに対して豪ドルのみがくっきりとした月足陽線で終わろうとしている。