ユーロは上がりたがっているようだが、それを阻んでいるのがポンド。

ここのところのユーロドルは、自律性を持てず
ポンドの影響をもろに受けているように見える。

ユーロの状況がどうであろうと
ポンドが下落すれば連れ安で引きずられ、
上昇していれば、一緒に昇っていく。

19時からの30pipsもの戻しを見れば
ユーロドルもまだまだ上がりたがっているのは見えるが、

ポンドがおかしな下落をやめない限り
ユーロドルのいま一段の上昇は望めない感じがする。

しかしながら、ユーロドルは下落加速をしていたところ
またも反転し、短期下落トレンドを打ち消してしまった。

ポンドがサポートを割れておかしなことになっているからか

スプレットがやたらと開く…。

自分の取引している証券会社のレートは
ユーロドルのスプレットは通常0.5くらいなところ

3とか4とか開いていくのである。

ポンドはもっとひどい、ということなのだけれど。

自分はポンドを触る気はないが、

今夜のポンドはもっとひどいことになるような予感もする。

すでに200pipsは下落しているが、

NY勢がそれを底値だなどとみるとは思えない。

ポンドの今後の報道内容次第だが

悲観的な内容であれば、どこまでも売り込まれていくように思えてならない。

もちろん逆にポジティブな雰囲気となれば

これまた全戻しレベルですさまじい戻しがくる可能性もある。

現状としては、いま80pipほどポンドは戻しているが(これもたいがいの値幅である)、
その戻りは、ポジティブサプライズの反騰、という雰囲気はなく
むしろ、調整の戻りくらいにしか見えない。

いずれにしても、ポンドは本当に狂っている。

とりあえず、現在の不安情勢に乗じて
あらためてユーロドル売り。

ポジション
EUR/USD S 1.1313