報道相場になってきている…
ポンドドルの上昇がとにかくすさまじい。
なんだかポンドの期待感につながっているようで、
本日のポンドはすさまじい上昇を続けている。
客観的なファンダメンタルズ的な根拠のないまま
報道内容の期待感のみで、ポンドが買われ続けているのがいまだと思う。
結果、
前週の絶望的な下落は何だったんだ…
というほどの上昇で、前日比200pips近くも上昇している。
ポンドも2円以上もの上昇である。
自分はポンドドルをいじってはないが、
昨日、ポンドドルを買って、本日売って
と振り回された人たちにはご愁傷様、としか言いようがない。
逆に昨日はポンドを売り浴びせ、
本日はドテンし、ロングした人がいたとした
見事としか言いようがない。
で、高値を更新したのちに、今度は30pipsも下に押している。
こんな値幅の値動き、とても取り扱うことなどできない…。
ユーロ円は、128円ミドルすら、吐き気がするほどあり得ない
と思っていたものが
128.70まで…。
さすがに128.60アッパーで損切りした。
その後128.70すら届くことにたいして、
128.70を割ったところであらためて売り。
ここで売りをかけた理由は
ポンドドルがすさまじく上昇し続ける結果
ユーロポンドはかなりの下に押し込まれていえる。
それでもユーロドルまで上昇する理由は
ポンドドル買いからの強烈なドル売りが
ユーロドルにすら派生してしまっているのだからだと思う。
昨日の1.13割れが、ポンドドルの下落に引きずられての下落だったとしたなら
かつて、1.15を割り込んだ時の遠因、トルコの暴落と
同じようなパターンとなってしまう。
ユーロドルはしばしばこういう、自身の原因ではな遠因を燃料として
一方向に進むことが多い。
ただし、それであったとしても
ユーロドルの下落加速は昨日顕現したばかりで
ポンドの力がいくらあろうとも、
そのトレンドがたったの1日で消滅するとは思えない。
実際、ユーロは、対ドルをのぞき、
ほぼすべての通貨ペアで下落基調であり、
対ドルでのみ上昇を続けるというのには無理がある。
ユーロドルは1.1290アッパーまで伸びきってしまい、
普段なら、20pipsもやられているポジションは損切りするのだが
今回は、1.1270アンダーのユーロドルはホールドし
さらに、1.1290アッパーからナンピン売りをかけた。
自分が見ているのは、あれだけ強固と思われた1.13を割り込んだいま
これを再び上回らない限り
1.13のゾーンはいま強固なレジスタンスとなっているとみている。
しかし、ユーロの戻しがひどすぎて、ポジションを減らさないと耐えられなかったので、一部損切などしてポジションは整理した。
ポンドの異常な上昇が、
普段すぐに切られてしかるべき強欲な短期レベルの押し目すらも
絶妙にワークしまくり高値を更新し続けてきたのがユーロドルである。
ユーロドルの戻りは、ポンドの報道のみ材料としている
かなり危ないものであるとみている。
これは即逃げるイメージでの綾取りの買いならばまだましだが、
決して本腰をいれてロングするべきところではない。
とはいえ、ユーロドルは、
深夜1時までの買いが迷彩づくりの露骨な買い上げさえ行い
15分足ベースでの上昇トレンドの形状を完成させ、
結果、時間足が切り替わった。
通常なら、この段階で、ドテンの買いである。
しかし、その上昇の理由が、報道のみ
という段階で、この上昇には一時的な発作のようにしか見えない。
とにもかくにも、ユーロの戻しがしつこすぎて、
昨日の下げはなんだったんだ、
というほどに、しつこくユーロが買われているが
そのすべての遠因はポンドであり、
その根拠もたんなる報道のみである。
そろそろ1.13アンダーに迫ったとなると上のポジション参加者も
新規売りでたたきはじめて来たもおかしくはない。
いまユーロドルを買っているのは、
一過性の報道内容を最大限に材料視している
根拠の希薄な短期の投機買いで
現在のパワーバランスからすれば、そうそう大きな勢力にはなりにくい。
アジア東京を刈るだけのユーロドルの戻しならばまだしも
NY勢のショートエリアの聖域に入ってきたとなっては
上位のショート筋の逆鱗に触れてもおかしくはない。
ということで、大玉気味のユーロドル売りが要所要所入っているようだが
それを吸収してでもまだ上昇しようとする短期買い筋がいた。
それだけポンドドルの上昇からのドル売りが強烈で
ユーロドルを投げずにいられたということである。
しかし、何度も繰り返すが
このユーロドルのロングが強固なのは
ポンドドルの強固なドル売りのおかげのみである。
ポジション
EUR/USD S 1.12682 S 1.12794 S 1.12921
EUR/JPY S 128.638
