昨夜であらかた逃げ

豪ドルが売られるという見立ては、昨日欧州時間までは当たっていた。

ロンドン時間、豪ドル円は首尾よく81.30あたりまで下落。
ユーロ豪ドルも上昇、豪ドルドルも上昇。

このあたりで、およそ半分のポジションを利食いした。

そのあとがまずかった。

ドル円の下落を阻むだろうとみていたドル円が、阻むどころか大きく上昇。それに引きづられ豪ドルも切り替えしてしまった。

結果、豪ドル円はNY時間には、当日の下げをほぼ全戻しとなり、

こちとらこの戻る過程で積んでいた豪ドル円の戻り売りの積み増しがあったが、それが軒並みやられてしまった。

豪ドル売りのイメージだったので、豪ドルドルも売れよかったのだが、こちらはポジションを増やさずユーロ豪ドルは、そのままふらふらした動きとなりこちらは買わなくてもよかった、という感じである。

結局、NY時間に残りのポジションはすべて決済し、本日すでにポジションはスクエアだが、結果として、全戻しに近い形にされた豪ドル円の戻り売りのやられによって、全体収支は微損で終わり…。

実は昨日の豪ドルの下落が昨日の14:30ごろから起こったことは、やばいな、とは思っていた。

この時間はまだまだ東京タイムで、ロンドン勢も多くは出張ってない。つまり、昨日の豪ドルの下落は東京勢が主導していたということだ。

常日頃からロンドン、NYが養分とする多くは東京勢の損切りポジションである。

その意味で、昨日はロンドン時間前に押し上げの準備は整っていた。

昨夜の戻りで二番底を狙ってくれたから、逃げようもあったが、こういう時に限って、押しと作らずに上昇。これもよくある、東京食いあるあるである。

そしてこの上昇から、ともに東京勢を喰らいに来る裏切りの東京勢も現れる。

昨日はこうしたさまざまな東京養分戦略から、逃げるチャンスは往々にあった。

それらにNY時間まで気付かなかった段階で、昨日の負けは決まっていたといえるだろう。