ユーロ円のみ損切りされる…この通貨は、当分やめ

ドル円が買いの方向となってきたことから
ドル買いも志向し始めていると、
ユーロドルの下落が緩慢ななか
ドルの上昇に合わせて、ユーロ円が日通し高値を更新してきた…。

ユーロ円のみ損切である。

そして、ユーロドルが首尾よく下落をはじめ
ドル円が戻しをためしはじめたら、

その下落の勢いが最も大きいのもまた

ユーロ円である。

こいつ、本当にふざけんなよ…。

そして、
このあと、もし、見立て通りドル円が上昇し
ユーロドルが反落を開始すれば、

ユーロ円は股裂け状態となり、
値動きが予測不能となってくるのだろう。

クロス通貨は、
合成通貨ゆえ、どこまで上がるか下がるか、よくわからない…。

ということで、ユーロ円は損切られたが、ドル円を買い。

結局のところ、ここ何日かはユーロ円が陰の主役で
ドル円を振り回し、ユーロドルを持ち上げながら
自身が最も高いところに進んできた。

とりあえず、こいつがどっちつかずの方向に変わらない限り

ドルベースの相場判断は、素直に動きようがない気がする。


ユーロ円のみらず、ポンド円、豪ドル円などのクロス通貨が走るときは

ドルストレート、ドル円ともに同方向の動きをとるという

ドルが売られ円も売られる
もしくはドルが買われ円が買われる

といった、日本独特のアメリカ様万歳全開の
我が国の従属通貨、
円ならではのコンビネーションが発揮されたときで

その時は、ドル円もまた幻通貨の本領発揮で、
伝統芸のわけわからない動きを取り始める。

結果、全開円買い、もしくは全開円売りとなり、
結果、もっとも値動きが激しくなるのがクロス円となるのである。

日本、米国が、それぞれ別の国でありながら
それらが同一方向に動くという、わけのわからない状況は、

まあユーロ買い、ポンド買いといった、欧州買いという状況に似ているようで似ていない。
この場合は、欧州が米国に対抗(?)して、ドル売り、ドル買いを巻き起こしている面があり、
要は、対ドルシフトの裏返しである。

それに対して、個人的には円に対してドルが買われたり売られたりすることは基本ないと思っていて

例えばユーロドルがドル買いで下がる時は、
裏返せばユーロ売りというわけで
ユーロ円で、ユーロが売られ、円が買われる。

しかし、ドル円は円が買われるとともに、しかドルも買われる。

結果として、ドル買い、円買い、の両買いの中で、ボリュームの大きい方にドル円は進む
という感じでイメージしている。

要は、ドル円は、自律的に円を買い、ドルを売る、もしくは、円を売り、ドルを買う
とういうアクションを基本起こせない、幻通貨、というわけである。

こうした、異国同士(日米)でありながら、常にユニゾンというわけのわからない状況に対して、ドルストレート通貨の値動きを掛け合わせねば、
クロス円の動きは測れないわけで、

その意味では、クロス円は
わけわからない×わけわからない
の、わけわからないの二乗の通貨で、

暴論覚悟で言わせてもらえば

こうした、クロス通貨で稼げている人は

想像力豊かかつ、マルチタスク能力が秀でた天才的な人物

もしくは

単なる、運である。

たしかに、ダブルトップだトリプルボトムだ、
などと、テクニカル分析でこれら通貨を見ることもできるかもしれないが

結局は、ドルストレートとドル円で掛け合わされた通貨である限り
ユーロ円ならば、ユーロドル、もしくはドル円のどちらかの動きに依存した結果
もしくは、両者の掛け合わせで偶然に生まれたチャートフォームということで

それならば、ドル円はまあ似たり寄ったりとしても、ユーロで取引したいなら、
ユーロドルで取引したほうがよっぼでましなように思える。

とにかく

個人的にはクロス円通貨は、どうも、性に合わない。

勝ったり負けたりだが、
勝っても負けても運のように思え、
そして、また結果も、大きく負け越している。

結論、、、

クロス円は、無理。

ポジション
e/u 1.1614 S
u/j 110.31 L