ロンドンアニマルに決済はありえない
本日、ドル円の買いに執着しているのは、
ドル円の安値追いがロンドン時間になされたということである。
相場の上げ下げは、新規のポジションと決済のポジションがある。
相場が下落するときは、新規にショートポジションを積むというパターンと
ホールドのロングポジションをあきらめて投げて結果として
売りが入り値段が下がる、というのがあるが、
貪欲に儲けを追求するグリードの筆頭格、ロンドン勢が
ホールドしていたロングポジションを諦めて投げる
というようなことをするとは思えない。
こいつらは逃げ足も速いので、逃げ遅れた損切りなら
昨日おとといでとっくに終えているはずである。
本日のロンドン時間の一方的な下げは
ロンドンアニマルの新規のショートであると思われ
こいつらが狙うのは、ゆったりホールドしているロング組。
113円あたりで損切りされるレベルでありながら
ロングポジションをホールドするのはどのような一団か。
主に我が国の個人投資家を含んだ、プロアマ問わない
東京タイムのトレーダーたちであろう。
現在のある程度のレンジ幅は
111円ミドルアッパーあたりから、115円ミドルアッパーあたりである。
自分がスイングするなら
このレンジ幅を超えない限り損切りはしないし
買いをしたければ、ぎりぎりまで引きつけ
111円代でロングする。
それでなくとも、より小さなゾーン
112円ミドルから114円アンダーの
できるだけ下の位置でロングする。
112円ミドルが割れてもロングしたいなら
111円ミドルにできるだけ引きつけてからロングである。
待てないのにスイングする、というのは
丁半博打に近い、ギャンブルである。
たしかに、111.60アッパーを守り
結果、115円まで迫ったドル円は、短期的には戻りを確認された。
とはいえ、
113円、ましてや114円あたりでロングするなら
完全にデイトレレベルで、これをホールドしたり
損切りを中途半端におくなり、など普通はできない。
しかし、それをやる人がいる。
だから、ロンドンアニマルの餌食になるのである。
中途半端な位置に損切りが置かれていなければ
こうも一方的な下落も起こらなかったと思う。
114.20割れあたり
これが、今週のドル円の戻りが否定される分岐点であろうと思う。
ここで損切りされるなら仕方ない。
ただ、ここでの下落より、
113円代での下落の方が、はるかに値幅もスピードも大きい。
これは113ミドルから113円、113円から112円ミドル上のゾーンで損切りが断続的に存在していたからだろう。
このあたりのゾーンは、上にも下にもいきうる
本日、自分はこの根拠なきゾーンで買い下がり
損切りされまくったが、
同様の値頃感の下手くそな同士がたくさんいたであろうから
値段が下に落ちたのだろうが
さらに言えば
ここに114円アッパーだとか、113円ミドルアッパーだとかで
ロングし、スイングしている
値頃感、意味不明ロング、もたくさんいたがゆえに
よりレートが落ちたのだろう。
本日のロンドンアニマルの仕掛けにより
こういう値頃感ロングは、ほぼ一掃されたと思うが
このあたりから現れるのは、
より根拠がありそうに思える引きつけてのロング勢と
このあたりから参入してくる順張りショート組
との戦いとなるであろう。
自分がどちらか、となれば、後者である。
順張りショートが強烈に狙ってくるゾーンは
112.90アッパーあたりである。
ここは、自身がトレンド転換を加速させるであろうラインあたりである。
ということで、112.60アッパーまで買い下がっていたドル円のロングだったが、112.90アッパーですべて利食いしスクエアにし、
ここからショートにドテンした。
ここからあらためて112円ミドルを大きく割れる
などと欲深なことは望んでいない。
112.70割れあたりまで戻れば上出来である。
しかしながら本日の1日でデイトレを見て
現時点でのチャートを眺めれば
112.60アッパーが安値圏であることはもちろんだが、
112.90より上もそれなりに高値圏である。
じっくり持ち続けるなら、112.60アッパーのロングをホールドでもよかったようにも思うが、
短期ディールにおいて、
本日の下落地合いの流れの中にあって
112.90アッパーのレートでドル円をホールドすることには
やはり抵抗がある。
112円ミドルが重要なラインであるとは思っているが
NY勢はまだ、112.60アッパーを打診したのみで
底よりした、112円ミドルは試してすらいない。
今夜、いまいちど試しにきてくれないか、と思っている。
本来は、これこそが自身のシナリオであった。
しかし、今日にそれがくるとは思ってもみなかった。
□ポジション
USD/JPY S 113.923
