現状、ボラティリティが大きく膨らんでいる。そして、ユーロドルはこのまま下落するのか…

今夜の急激なドル円の上昇によって

ボリンジャーバンドはまたも上方向に急拡大。

ボラティリティが大きく上昇しており、

上に伸びた場合はまたもジ・エンドではあるが

下に走った場合、ボラティリティの値幅から
現状の短期アップトレンドを転換させるところまで
下落を進めることも可能である。

ドル円の転換を促すラインは114.30割れあたり。

いつの間にやら、ここまでサポートが引き上がってしまったことが、がっかりである…。

そしていまふたたび注目しているのがユーロドルである。

ユーロドルは、1.08越えまで元気にはしゃいでいたが
今月に入って一転、ドル高の流れに煽られて
一本調子の下げを続けている。

やっぱりユーロドルはパリティ目指すのね
という、ユーロドルの売り豚たちがほくそ笑む顔が浮かんでくるようであるが、

そう簡単にいくか、と思う。

たしかに、ユーロドルは超長期のアップトレンドラインを割り込み、

長期的なテクニカル的には、もはや救いのないチャートパターンを完成させている。

だからこそ、誰も彼もがユーロドルは売り!
と、なるわけだ。

しかし、このユーロドルの買い豚陣にとっては、
絶望的な超長期アップトレンド割れ
というチャートを描いてしまったのも、
すべてはトランプユーフォリア
過度なまでのドル買いによってもたらされた幻影の賜であるならば
そんなチャートパターンも幻影となり
教科書的なテクニカル分析など意味をなさない。

さらに、現在、トランプ大統領
欧州圏との貿易について意見をあれこれ述べている。

現在、ユーロ圏の対米貿易は黒字。

であるにもかかわらず、ユーロドルが安値を追いかけ続けるのには無理があるように思う。