もうスクエア

ドル円の最後の113.85あたりからのショートは
113.80割れで利食いしスクエア。

今日はやはりだめだ。ドル円が強すぎる。

チャート波形をよくよく見てみると、

今夜のNY勢の執拗なまでのロングによって、

まずは短期的にはアップトレンドが完成し
現在のダウントレンドにぶつかろうとしているところである。

ダウ理論的には、現在のダウントレンドが危うくなるのは
直近高値である114.10アンダーを抜けたときで
さらには前日高値114.40アッパーあたりを抜けた段になれば、
現在の短期ダウントレンドはほぼ完全に消滅する。

一目均衡表上、現在、ドル円の日足は雲のなかにあり
上記の事態が生じたときは、雲からの上抜けすらも起きかねない状況を意味し
ドルの上昇がより強く確保される可能性が高まる状況である。

ただ、現状は、ドルの上値は114円にすら届いていない。

チャートを別の観点から見ると、ドル円は112円ミドルと115.60で挟んだ
三角持ち合いのなかに埋まってしまっている状況である。

この持ち合いを抜ける条件は
現在の位置から見れば、
下は113円割れ、上は115円超え、あたりとなる。

とにかく、昨日までの下落方向に本日反動が起こってしまったことで
ドル円は膠着状態に入ってしまった。

いまから振り返れば、本日の上昇の流れはほぼ見えていた。

まず欧州ロンドンが112円ミドルあたりをボトムとした、ダブルボトムの
ネックラインである113.10アッパーを越え越え、
さらなる上値を追う前に113円ミドルを試したが失速。

一旦は、下押しを見たが、

これは米国の経済指標(今回は中古住宅販売件数)の結果を見越して積極的に買うことはせず
その結果が出た後、予想が下ぶれていながらも
それほど下に走らない、ということを確認し
あらためて強烈に買いを入れてきた、

というのが今夜の流れであったように思う。

さらに株高や債権利回高も、そのドル買いを後押しする結果となり、

まずは欧州ロンドンでひっかかっていた113円ミドルを粉砕。

その後は、とりあえずのターゲットである113.70アッパーまで到達してきた
という形である。

そのまま明日、であるが、

こうした株高となれば

日経平均の上昇も見込まれ、
そうなれば東京勢はニワトリトレード全開でドルを買っていくだろう。

ただ、現在、三角持ち合いであるという点からは

東京勢が114円を一気に超えてダウントレンドを消滅させる可能性は高いが、
持ち合い的なだらだらとしたドル買い気味の相場を続ける可能性も高い

どちらにしても
明日の東京においては、少なくともドル売りは期待できず

ドル円は114円あたりまでは買いを入れてくるのではないか、と思う。

もし、逆に東京勢がドル売りを行ったことで
その後のロンドンアニマルにかっこうの担ぎ上げのドル買いを食らうことになりかねず
どのみち、明日中には114円に到達する可能性は高い

どちらにせよ、明日はドル買いの形成が有利である。

この状況を打破するためには、やはり明晩のNYを待つ他ない。

ドル高、ドル安も結局は米国の市場次第であり

明日のドルを占うのもまた、米国次第となるからである。