押し目さえ買っておけばいいんでしょ、というバカみたいな相場

昨日もまた東京時間に、最高値を111.18あたりまでと更新したことで

東京勢は夕方は欧州ロンドン勢の餌食となった。

111.18あたりの高値をもう一度だけロンドンか欧州だかが試して失敗したあと

こちらはドル円のショートで入ったが

どこで押し目買いが入るかわからないところで
18時あたりに1時間足で陽線が出たことから
怖くて、110.80あたりで利食いし、
そこからドテンしロングしてみたら
以後は2時間連続の陰線で押し込まれ
110ミドル割れまで。

昨日は東京勢のドル円ロングを丸ごと損切りさせるという
ロンドンアニマル得意の東京刈りが炸裂した。

脊髄反射のドルラブどもが、
ドルロングで負けるのは、まあ本望(?)であろうが、

そもそもベア筋(自分がそう)が現在の熱狂にさらされて
思わずとったドル円ロングで損切りを食らうというのは、
屈辱以外の何物でもない負けである。

そんな負けたら嘔吐しそうなレベルの屈辱感しかないことを承知で
そこから21時あたりから、再度時間足が陽線になったことから
またもドル円をロング。

再三再四述べているが、基本、ドルなど買いたくないのだが
やはりチャートからはドル買いの熱狂はすさまじくしか見えず、
下手に買いがやられてしまったことが、
少し感情的になり、リベンジロングしてしまった。

どうせ、押し目さえ買えばいいんでしょ。
みたいなバカみたいな相場が今だと思っているため

110ミドルからの買いは案の定じりじりと上昇し
111円で利食いしたが

結局、米時間に111.30アッパーとさらに高値更新しているのだから
本当にバカらしい相場である。

そして本日、111.30アッパーを天井にじりじりと頭が重くなってきたところに

東北で地震がまたも発生。

日本の災いが、なぜ円買いというロジックとなるのかわからないが

日本の災いを自身の利益としようとする
クズどもの円買いによって、
ふたたび111円割れのドル円に対して
東京勢もニワトリトレードで
コケー! っと追随し、ドル円は前日安値を更新する110.27まで

しかし、そこでトレンドが走らないのもまた東京勢の哀れさ。

ここから上昇のドル円に、戻り売りをかけようとするショートの損切りを巻き込みながら
ふたたび、111円を超えてきた。

戻り売りを狙って刈られたアホのなかには、無論、自分も混じっていたりする…。

ロンドン勢も東京勢のショート刈りにいそしみ
結局、ドル円は111.24までも上昇。

しかし米時間の高値、111.30アッパーまでは届かず
ふたたび下落。

なんだか111.45あたりに、
今年の円高相場からの戻り61.8%のラインがあるようで

111円ミドルの攻防が激しくなっている感じである。

111円より上が天井となるか
まだまだドル高相場が継続の単なる踊り場となるのかは
現時点では不明ながら

こちらはあくまでもドル売りの相場観につき

111.15あたりからショートをかけた。

これは首尾よく下落したが

111円からおかしな反発があり、111円でいったん利食い
また上昇か…と思い、ここでまたもドル円ロングをつかんでみたら
この超短期レベルの戻りがまんまとダマシだったようで
111円を一気に割れて、またもドル円ロングの損切りを食らった。

本当にドルロングなんてするもんじゃない。
負けたときの精神的なダメージが半端ない…。

あらためてショートを取り直すが
すでに111円を割り込んだことで
結局、111アッパーのショートは保持できぬまま
110.98あたりからのショートを保持した。

さらに1.06から下が堅いと思われるユーロドルはロング。
現下、ドル円はいまだアップトレンドの消滅を確信はできていないが、

ユーロドルのロングについては
1.06を割れて以降、1.0569あたりを底に
1.0589と下値を切り上げつつあり
高値も、わずかながら直近を更新し、1.065に迫るところまで来ている。

いまだ小幅なレンジに止まってはいながらも
じんわりと安高を更新しつつあり、
1.06ミドルを明確に上抜ければ、
現在のダウントレンドは一旦は、打ち消せる段階に近づきつつある。

ユーロドルは戻りの最中にはあらゆる材料を無視しておきながら
最近の下落で、またぞろイタリアの選挙がどうとか
ECBの緩和策がどうとか
またぞろ、ユーロ安が必然であるかのような
現象説明が繰り出されはじめているが、
自分からしてみれば、現在のドル高投機相場の
ドル買いの相対で打撃を食らっているだけで
うまくいけば、夜明けは近い、とすら思っている。

以前にも述べたが、現在のドル高相場は
ほぼアメリカのみが主導してきた投機相場で

その押し上げから、東京や欧州、ロンドンすべてが
ドルロングを持つしかないまま
気づけば、大統領選挙でつけた101.18あたりの安値から
1週間かそこらでおよそ10円以上も上昇してきた相場である。

本日はいまのところドル円は下落気味であるが
この下落をまた米勢がひっくり返すようなことがあれば
ドル高投機相場は、またも継続である。

しかしながら…
今年の円高で、我が国当局が投機的だなんだとぎゃーすか騒いだ相場は
たしかに121円あたりからの下落開始で、100円割れあたりまで
20円以上下落した相場であるが、

この下落は半年以上かけて進んだ相場である。

今回の10円以上の値幅は
その半分の値幅ながら
およそ1週間と考えれば
その投機的速度は
ざっくり、6ヶ月=24週と考えても
およそ24倍のスピードである。

そもそも今年のドル安(円高)相場を投機的だなどと個人的には思ったこともなく
現在のドル高相場こそ
投機以外のなにものでもない相場であると思うのだが
我が国当局は、
現下生じている、強烈なまでのドル高相場
それに派生して進む、投機的な円安相場がには黙殺を決め込んであいる。

こんな恣意的な発言ばかりしているから
いまや次期大統領となったトランプの暴言(?)をして

為替操作国、と名指しされるのである。


□ポジション
USD/JPY S 110.987
EUR/USD L 1.06146