豪ドルの下落祭りはとりあえずやめ、ドル円は上昇するも勢いは続かず

0.75を下回り下落トレンドを作っていた豪ドルドルだが

0.744をボトムにレンジとなり、
結局レンジの上限とみていた0.75をふたたび上回った。

またも豪ドルドルは三角持ち合いのなかを維持してしまった。

まだ戻り高値、0.7540あたりは越えていないので
下落トレンドの否定まではいっていないが、

数日あまりだらだら続いたレンジが越えたのでやめることにした。

0.75以下でショートで戻りを叩くことを繰り返し回転を繰り返してはいたが、
これにて豪ドルドルのショートは一端完全撤退で、スクエアにした。

豪ドルといえばもっと激しいユーロ豪ドルをみてみると、
相対で上昇に上昇を重ねていたユーロ豪ドルも下落気味である。

豪ドルドルは、現在の0.775あたりと0.742あたりのレンジのなかから脱しないかぎり
現在の短期トレンドが転換してしまうと、
とりあえず豪ドルドルは底値だった、
ということになる。

そのポイントとなるのは、0.7540越えとなる。

やはりFOMCや日銀を通過しない限り、どの通貨もいったりきたりである。

そしてドル円であるが

こちらは東京の突っ込みの戻りあたりレート102.10からロングしていたが
米時間に高値を更新したものの、上昇してくれ、
利食いを重ねてはいたが

小売売上高が指標下振れのとき、一気に102円を下回るほど下落したときは
一瞬あきらめたが
そこからなぜか一気に上昇。なんとか救われた。

ただ、102.75あたりで上値が重くなり下落した。

指標通過後の上昇から
何度か買い増しを繰り返し勝ちを重ねはしたが、

結局、102.5あたりを割り込んだところでロングをスクエアにして
ドテンでショートに切り替えた。

その後、102.20割れあたりでドル円ショートもほぼ利食い

一部だけポジションを残した。

今夜のドル円については、あらゆる指標が予想を下回っているにもかかわらず
上昇しているのには嫌な予感がしていた。

このねじれは、世のアナリスト諸氏も混乱させたようで

指標の下振れから、さらに利上げが遠のいたにもかかわらず
上昇するドル円は、株高がどうとか債券高がどうとか、
といろいろなへりくつを並べながら、上昇の意図を解説しようとしていた。

彼らの仕事は、
毎度毎度、無理矢理にでも相場の理由付けをせねばならない虚業であるが、
毎回毎回、ご苦労なことである。

結局のところ本日のドル円の上昇は東京潰しを本能とするクズ感と、
テクニカル的な要因がほとんどであると思っている。

ファンダメンタルズ的には下落であっても
テクニカル的には上昇となる、ねじれた米時刻序盤となった。

序盤はファンダメンタルズにテクニカルが勝ってはいたが、
結局はファンダメンタルズにやられた感じである。

本日は結局決着はつきそうもなく
現状、ドル円は下落ぎみではあるが、
ダウ理論を信奉する者からすれば、本日の上昇で
昨夜の下落からの短期下落トレンドはまたも転換した。
本日の上昇による102.7アッパーによって
昨日からの短期下落トレンドにおける直近の戻り高値102.61は越えた。

ただ、下落トレンドが消滅したからといって、
それは上昇トレンドを意味するとはかぎらず
持ち合い、という形もありうる。

ポイントは本日の高値102.76にある。
ここをふたたび抜けば、短期上昇トレンドに復帰となるし
101.94を割り込めば、現在の下落トレンドの否定がふたたび否定され
102.76の上げがダマシでこれが戻り高値となり
戻り高値となる下落トレンド継続となる。

いずれにしても、現在、保有ドル円ショートは102.48あたりで
このレートは
どっちつかずのレンジのなかでの保有であり、
そのままスクエアにしてもいいのだが、小ロットなので放置しておく。

102.35あたりをこえたところに逆指値を置いているので
そこに届けばスクエア、ということになる。

本日も結局は東京勢のショートは欧米勢に刈られたが

指標結果がしょっぱいところで、その伸びも限定的となった。


□ポジション
USD/JPY S 102.48