東京円売り祭りは、ほぼ全てが一掃される

本日は予想通りというか、

ドル円が東京時間でトップアウトした。

東京勢が午前中にはしゃいでつけた、106.3など、欧米は見向きもせず、

むしろ米勢など、東京時間の発射地点あたりとなる105.2あたりまで売り進む始末である。

105ミドル、106アッパーなどを東京勢でロングした者どもは、損切りを置いてない限り根こそぎ刈られる始末である。

ただドル円は105円アッパーをキープしているだけましである。

ポンド円など、高値から4円あまりも叩き落とされ、ポンドドルなどもおよそ300pips、ユーロ円、豪ドル円などはしゃいであげた高値から2円あまりも下落させられている。

まるではしゃぎすぎる馬鹿どもに、バケツで水をぶっかけた、かのようである。

びたびたの馬鹿どもはしゅん…である。

これらの本日馬鹿みたいに高値を追った通貨たちの共通点は、これら通貨の戻り高値、しかも加熱過ぎの戻りは、すべて東京時間に作られた、ということである。

さんざん円売りやドル買いの誘惑から抗ってきた東京勢が、

今週のリスクオン、特に怒涛の円売り相場から、ついに安心し、円売り、ドル買いに走った。

で、このザマである。

本来、ドル円を筆頭に、クロス円全般、ニッチにはドルストレート、これらいわゆるリスクオン通貨を買いたくて買いたくて仕方ないのが東京勢である。

その欲求はもはや病的と言えるまでのものである。

最近の円高相場から、その欲求が満たせず悶々悶々としていたところ、ついにそのタガが外れた。

そんな彼らが鼻息荒く、ドル円が買える! ポンドが買える!

となってしまったら、

飢えた動物にエサを投げ込むようなものである。

その末路が、ドル円106.3、ポンド円143.2、ユーロ円118.4などなど、

常軌を逸するまでの狂った爆買いとなる。

本日の日経株価など、100円くらいしか上がっていないのに、

okですか、okですね!!
と、勝手に決めてしまった東京勢は、もはや適正な水準など一切無視で買い上がり続け、これら通貨の戻り高値をすべて更新、しかも大幅に更新させた。

そして欧州、米国にそれをクールに叩かれる。

特にポンド円などは、本日午後、ここぞとばかりに米系のファンドあたりに叩き売られたようだ。

ドル円が下落するのは、必ずしもドル円を攻撃せずとも良い。

ポンド円を叩き落とせば、円が買われ、ドル売られる。

幸い、ドル円だけは、日銀わっしょい祭りで、欧米勢がまたもや期待相場で買い上げ続けているため、底割れは回避しているものの

わっしょい祭りが終われば、ドル円の未来もしれたものである。

東京勢にあらためて言いたいのは、

円売りわっしょい!!
もいいのだが、高値掴みもほどほどに…。

ということぐらいである。

こちらは本日はドル円をしっかり戻りで売って、利益をとらせてもらった。
まだまだドル円の戻り相場は続きそうなので、本日の戻り売りはあくまでも調整の流れとみなし、105円ミドルあたりで利食いし、現在はスクエアである。

ごちそうさまでした。