円安はスルーで、円高なら投機的

先週からの円高で、またも当局がご都合主義な発言をしはじめている。

現在の相場は投機的であるそうな。

5月105円から111円までおよそ6円円安に走った場合はなにも言わず、
そこから4円落ちた場合は投機的。

もっといえば、80円代から125円と
およそ50円ものすさまじい円安においてもスルーし

それが20円ほど円高に走ったら投機的、だそうである。

ふざけんな。

ふざけた我が国の当局連中に言いたいことは、
これまでの円安相場こそが投機的であり
120円だか125円だか
そうしたふざけたレートを作り出すために
金融緩和なる無茶苦茶な政策を推進し続け、
そしていま現在、円高となったら、突如、
それが投機的だなんだとほざいている。

ここ何年もの間、それこそ投機的というには生ぬるいほどまでに
狂気的なまでに円の価値を毀損してきた張本人どもが、
現在の円高が投機的だなんだと言ったところで
ちゃんちゃらおかしな話である。

そんなふざけた物言いを、世界が認めるはずもない。

時の為政者ども(もう、「ども」と言わせていただけも差し支えなかろう)の
二枚舌まるだしの発言は
聞いているこっちが腹立たしくなるとともに
世界に向けての日本の恥である。

そんなきれい事をほざくぐらいなら

円安が望ましいとか、円が安いことが日本の国益

とかなんとか、アメリカみたいにストレートに発言してもらった方が
よっぽどすがすがしい。

こんなふざけた建前など
クズで構成された世界の為替市場の畜生どもが見逃すわけがない。

要は円高で当局が困っている、という判断をするのみで

おぼれる子犬をさらに叩き溺死させることが普通の奴らにとってみれば

さらなる円高に走らせようとやる気にさせるのみである。

今後、まだまだ円高が進み

当局がついに為替介入に走ったとしても

そこを戻り売りの好機として、円高はさらに突き進んでいくと予測する。

いまアナリスト諸氏は当面のターゲットを100円あたりにみているようだが

そこまで相場が突き進むならば、円高はもっと行く。

こちらの目指している円高の終着点は、
史上最高値の更新である。

75円など華麗にパスし、1ドル50円くらいまでいってもらいたいほどである。