オールロング

ドル円はいま、オールロング状態である。

相場参加者のほとんどがロング状態である。

今週は週初からわけのわからない相場となっている。

ドル円ロングである。

雇用統計が悪かろうとなんだろうと、ドル円は上昇を続ける。

すべてはテクニカルムーブなだけである、と個人的には思っている。

雇用統計の悪発表。

そのときに下落したドル円は106.4あたりまでしか届かなかった。

直近安値は、106.2あたりにあり、

戻りを試しているドル円にとって、ここまで届かなかった
ということは、雇用統計の下落は格好の押し目となった。

ただし、

これら動きは、すべてテクニカル的な動きである。

いまドル円はテクニカル的な流れの中で上昇を試しているに過ぎない。

現下、テクニカル的には、ドル円は、109.7あたりまでは伸びる可能性がある。

ただ、これはあくまでもテクニカル的なムーブである。

ファンダメンタルズ的な根拠は皆無である。

ファンだメンタルズ、そこからみたてれば、まだまだ円買い相場である。

その意味でここを受け手の円買い勢は、立派である。

日本人個人投資家を含めた、投機連中がテクニカル要因のみで
ロングにロングを重ねていくのは勝手だが
大衆は誤る。

個人的には、現在の熱気にさらされ、
勝手にフィーバー状態になっている愚か者であるとしか思えない。

いま、以前からのショートの保有を躊躇し、利食いしショートカバーを行っている者
それはまあ、仕方ない。

ただ、いま新規にロングをポジショニングしている連中。

彼らのグリードっぷりは、まあ見事だが

所詮、欲に駆られた餓鬼道である。

そうした皆さんは、やがて根こそぎ死にゆくだろう。

いまのドル円は、いまだ新規にロングを積んでいけるような相場ではない。

そこに新規でロングで挑む愚か者どもは

この後に来る、さらなる円高で根こそぎ、お陀仏になってよい。