あーあ…

と、勝手に嘆息する。

現在、ドル円は106.14あたりをバックに反発気味である。

これは、東京勢の実需の買い切り玉がゆえであろう。

いまを底とみて逆張りぃぃぃ!

というのは、実需の十八番である。

東京勢の実需が投機筋よろしく、順張りのトレンドフォローを行うことは稀である。
彼らはテクニカル分析も行わないし、チャートフォームすら参考にしない。

ただただ、買い下がり
いわば素人個人投資家同然のトレードとなる。

基本、そんな値頃感の安値買いは、やられるのが常であるが
買い切り玉、かつ、大口気味の日本の実需がゆえに
それがボトムになったりすることもあったりするから
為替は難しかったりするのだが

実需の大口、買い切り玉、といえども
所詮、トレンドからの逆張りである。

大きなストリームからすればいずれやられるのは必至である。

とにもかくにも、我が国の実需は基本値頃感の逆張り買い切りではあるとしても
為替の世界は九割方投機である。

こんな買い切りでドル円が跳ねたところで
その後は、すぐかもしれないが基本的には
欧州勢にこれらが格好の戻り売りのカモにされることだろう。

問題は、そこから突っ走ったとして
ロンドンアニマルが新安値を作った場合である。

米国勢がそれに追随してくれたら、日本のゴールデンウィーク
さらなる安値おいで、105、104、103と
叩き売りのように下落を追っかける可能性はあるが、

もしも、欧州安値かがボトムとなって反発、
それどころか、東京安値さえ更新できないとなれば、

ドル円などは逆に、107、108、109と、
ミセスワタナベがよだれをたらす円売り相場が連休中となるかもしれない。

ただ、火曜日以降、実需の円売りカバーのない東京時間に

ミセスワタナベが、よだれたらたらの円売り相場が進むとは考えがたい。

そんな流れとなれば、実需がいない流れの中で
誰が果敢に円買いで対抗するのであろう。

おそらくそこに逆張りかますのは、日本人個人投資家だけである。

となれば、ドル円は本日のどこかで戻り高値をつけ
その後は年初来安値を更新、
ユーロドルなどは、年初来高値更新でぐいぐい! となるのが

個人的なメインシナリオである。

さらに、東京勢が新安値を作ることなど、
何年に一度しかない、レアケースである。

その意味で、いまの戻りを極限まで待って
その上で戻り売りで叩く、というのが本日のメインシナリオとなるだろう。

実需の皆さん、ご苦労さん。
いま円買いドル売りしたレートすら、実は割高でしたね。
というのが、メインであるとは思うが

いまの段階で、実は個人的にはドル円を買って、ユーロドルを売っている。

ドル円は、106.2アンダーで買い、ユーロドルは、1.147あたりで売っている。

幸い、実需の買い切りと、日本人個人投資家逆張りのおかげで
バジェットは稼げている。

あとは、これをいつ逃げるか、という感じである。

15:00までにはこれらを全部決済しよう、と思っている。

こんな東京勢の無意味(?)な逆張りをホールドすることなどできはしない。