ホールドポジションをすべて利食いし、ドル売りに相場観を戻す

東京勢、またも敗北…。

0:30頃、ドル円は東京高値114.39を抜いた。

ここは東京時間の高値付近である。
当たり前だがストップロスを巻き込んで、ドル円は114.5まで跳ねた。

欧州では安値を刈られ、NYでは高値を刈られる。

つくづく、東京勢は欧米勢の養分である。

では、このままドル円の戻りが続くのか…といえば、
こちらは、逆に、このタイミングでドル円の戻りという相場観を変えた。

今回の跳ねとて、東京を刈るためのストップ刈りに過ぎないと考え、
刈られた瞬間の押し、114.48でドル円のショートを持てた。

このポジションは下落で何度か利食っていき、
いま小ロットのみホールドしている。

本日、ついに自身の相場観をドル買いの戻りから、
本来のトレンドドル売りに戻した。

つまりドル円を売っていく(ユーロドルを買っていく)ということである。

これはドル円の跳ねを、バイイングクライマックスとみたてた逆張り思考ではない。
ドル円だけでは、ここがクライマックスかどうかの根拠が薄い。

相場転換のポイントとして判断したのは、ドル円ではない。

ユーロドルである。

先週後半から今日まで、ユーロドルのショートがうまく機能していた。
一端、ブレイクで上昇を見せていたユーロドルが調整に入ったと判断した。

それは、つまりドル買いを意味し、
ドル円も押されることはあっても、ロング方向でいくと思っていた。

ドル円買い、ユーロドル売り。

これが基本だったが、おおむねうまくいっていた。

本来はドル円を売りたく、ユーロドルを買いたいと思っているから
ここ最近は、非常にストレスのたまるトレードだった。

しかし、チャートから判断すると
そこにはユーロドル売りを示唆する要素しか感じられず
だから、ユーロドル売りをしていた。

ユーロドルはもう一段下落するだろうと見立てていた。
まだまだ調整は深いと踏んでいた。
がしかし…どうも、1.1125あたりのゾーンがかなり強い。

ユーロドルはこれ以上下がらないのではないか、という気がしてきた。
ということは裏を返せば、ユーロドルは上がるということになる。

ユーロドルが上がるなら、ドルは売られる。

となれば、ドル円の戻りもいよいよこのあたりで終了、ということとなる。

本日が終わってみないと、明日以降がどうなるかはわからないが、

ユーロドルが1.125を終値で割り込めなければ、
明日以降、ふたたび本格的にドル売り方向の相場観に切り替える。

そういうことで、いまのホールドポジションはすべて利食いした。

ドル円は、日が変わる前に、とうに111.19でのロングを114.23で利食いしたが、
0:30に東京の高値抜きをやらかすなら、それまで待てば良かった、とも思ったが、仕方ない。
ユーロドルを1.1363から、1.1123まで引っ張れたので、もういい。

その他デイトレポジションでは、1.1105あたりのぎりぎりまで引っ張り
利食いなどできたので、まあよかった。

これにてドルロングポジションはスクエアとなってしまったが、
かわって、ドルショートのポジションとユーロロングのポジションを小口に入れた。
ドル円が下がると言うことはファンダメンタルズも悪いということで
まあ、これはいつも後付けになるからどうでもいいのだが
ともかく、ファンダメンタルズが悪い、となれば、資源通貨売りなので
ユーロ豪ドルにも買いをいれた。
ドルショート、ユーロロング相場となれば、
ユーロポンドがまた息を吹き返すはずで、
ポンド売り、ということで、ポンド円はショートを入れておいた。

この後、FOMC議事録発表とかあって
相場がポジションとは逆方向に吹っ飛べばスクエアであるが、
いずれもいずれも小ロットの打診売り(買い)につき、
そうなればそうなったで、仕方ない。

しかしながら、いつもいつも苦しめられるのはポンド円である。

ずっと売り上がり続け、ようやく、高いところでショートをつかめたが

昨日は買い下がり続けてもいっこうに上がってくれず
本日は売り上がり続けても、いっこうに下がってくれなかった

欧州時間の買い下がりで戻して利食いできたのは、ラッキーであった。

とはいえ、ポンド円のみの収支はマイナスである。

ポンド円で勝てる人は、こんな通貨でどうやって勝てているのか、
お聞きしたいものだ。

ポジション
USD/JPY S 114.480
GBP/JPY S 163.865
EUR/USD L 1.11194
EUR/AUD L 1.55146