ドル円の戻りは続く
今月はボラティリティが高く、各通貨の値動きが激しい。
その大きな要因は、株価の激しい変動にある。
例えば日経平均。
先週は激しい下落に見舞われたが、週明けは一転、
1,000円以上の上昇である。
この値幅は通常でいえば、戻りを試すどころか、反転を示すほどの値幅だが
現在のボラティリティで言えば、それほどたいした上昇幅とも言えない。
そのある種の証明は為替が示しており、
これだけ日経が上昇すれば、バカみたいに騒いで上昇することの多いドル円が
50pipsほどの上昇しか見せない。
これはかつて東京勢が切られた安値、114.2あたりが上に控えているからと思われ
東京勢、さらには欧州勢のパワーだけでは
そこを再び上抜いての上昇するほどの理由にかけているであろう。
ユーロドルも事情は同じで、1.12を割り込んではみたものの
1.1106を切るまでのパワーは感じられない。
ドル円はそろそろ戻り売りの好機、ユーロドルは押し目買いの好機かもしれない。
時間的にもはしゃいで伸ばしてきた東京勢をそろそろ刈ってもいい頃合いである。
売り方向でドル円を叩くイメージだが、場合によって押し目買いでついていく。
まあ、どちらにも動くという感じとなるが、
とにかくもう少し相場を観察してみようと思う。